【BBS】イラスト・文章募集所

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この記事へのコメント

ふくすい
2006年12月11日 20:52
あれですよね、国歌って短いやつですよね(意味不明
ま、まずい…流石に10分作は何とコメントすればいいのか分かんない物体に!?

若干おふざけver.
<国歌>
この世に人がいる限り
この世に犬がいる限り
例え悲しみが積もろうと
冬が、闇が、猫が襲おうと
我らえ~藩立ち上がる!

悪!許すまじ!
今こそ正義で正す時!
犬と人で正す時!

人と犬が手をとって
共に歌い踊るとき
光も闇も全ての間を飛び越えて
何もかもが立ち上がる
それが我が愛しき国!

悪!許すまじ!
今こそ正義で正す時!
犬と人で正す時!
ふくすい
2006年12月11日 20:54
イギリス国歌が6番まであることを知って、急遽作ってみた作。
というか誰だ6番までなんて決めたヤツ!意味も無く大変だったんだよ!(ぉ

大いにおふざけver.
<国歌>

我ら藩王よ。
民を末永く導きたまえ。
我ら王犬よ。
全てのアイドルであれ。
貴方達が民を思うのであれば、民はきっとそれに答えるでしょう。
民が答えるのなら、犬も共に手を繋ぐでしょう。

全ての神よ。
我らを善き方へ導きたまえ。
全ての犬よ。
我らのアイドルであれ。
神と犬が微笑むのなら、全てが上手くいくでしょう。
さすれば民は、神と犬に感謝の意を伝えるでしょう。
ふくすい
2006年12月11日 20:59
<続き>

長き歴史よ。
いつまでも見守りたまえ。
勇者の犬よ。
歴史のアイドルであれ。
善き行いをすれば、全ては歴史が証明するでしょう。
証明されれば、それは歴史になるでしょう。

平和な時よ。
いつまでも続きたまえ。
勇猛な犬よ。
戦うアイドルであれ。
誰かが誰かのために戦う時、そこに我らがいるでしょう。
勇敢な犬と人がいれば、自然に平和は築かれるでしょう。

我らの地よ。
さらに豊かになりたまえ。
そこに生きる犬よ。
癒しのアイドルであれ。
土地が豊かであれば、民も犬も全てが潤うでしょう。
驕らず過ごせば、みな幸せになるでしょう。

藩王の民よ。
王の御恩に答えたまえ。
王犬の犬よ。
民のアイドルであれ。
全ての意思が一つになる時、それは何者にも負けないでしょう。
そして、いつまでもどこまでも藩は栄えるでしょう。
2006年12月11日 21:02
国家便乗ー

++++

暁 昇る その時に
響け 我らが遠吠えよ
正義の御旗の猛き声
闇を払いし 朝の声

真昼の 白き 陽光に
響け 我らが遠吠えよ
仲間の心に送る声
涙拭いし 友の声

宵闇 迫る 夕暮れに
響け 我らが遠吠えよ
悪しき夢さえ払う声
明日を望む強き声

光が 巡る 一日に
響け 我らが遠吠えよ
この国 この日々 護るため
正義貫く 高き声
ふくすい
2006年12月11日 21:05
真面目に考えたver.
さらに便乗(笑
何か1番しかない国歌とかもあるっぽいので、それで。
<国歌>
全ての希望は大地に注がれ
あらゆる命がここで生きる
父から受け継がれたこの土地
母から受け継がれたこの愛
いにしえから伝わる我らの心
我らは地上の炎を消さぬ者
それが小さな火であろうとも
消すことは無い
消させはしない
偉大なる藩王と崇高なる王犬
我らの時よ永遠に!
いつまでも永遠に!
科戸
2006年12月20日 11:24
アイドレス寮ですhttp://www1.cds.ne.jp/~m_ari/sien/siennote/data/IMG_000066.gif
支援サイトの画像掲示板をお借りしてます。No,55です。

時間かかった割には雑いです・・・
もうちょっとうまくなれるようにがんばろう
   λ...トボトボトボ
robin
2006年12月20日 22:08
生活風景のSSを、自キャラ目線で書いてみました。
ヘタレ文章ですがお収めくださいorz

robinの日記 第1回:王の命令編

瀧川防衛戦と呼ばれる戦闘から帰還後、私ことrobinは藩王の命により王都の視察に出た。
「こんにちは」
「こんにちは」
王宮から街の中心へと続く大通りを歩いていると、道行く人々に声をかけられる。え~藩国では当たり前の光景だ。この国では温暖な気候もあってか、多くの国民の性格はおおらかで心暖かい。
しばらく進むと、直径100m程の大きな円形の広場に出た。この広場こそ王都の中心にあたり、ここから東西南北に大通りが走っている。北大通りの先には王宮、南大通りの先には港があり、東西の大通りは郊外へと続く道となっている。
広場では子供達が走り回っている。ベンチで読書や昼寝をするものもちらほらと見かけた。今日は平日なので人はさほど多くはないが、休日ともなれば露店や大道芸人、またそれらを目当てに集まる人々で賑わいを見せるのである。
robin
2006年12月20日 22:11
制限に引っかかったので3つに分けます(汗

私は広場を通り過ぎ、港に近い南西地区の商店街へとやってきた。
この辺りは他の地区の商店街と比べて、他藩国からの輸入品を扱う店が多い。その中の、一軒の食料品店を訪ねた。
「いらっしゃい。あら、robinさんじゃないか」
「こんにちは、おかみさん」
「アンタ、こないだ戦場に出てったアイドレスに乗ってたんだって?ピンピンしてるじゃないか、安心したよ」
おかみは笑顔で私の背中をバンバン叩いた。正直痛かったが、心配をしてもらえるのはありがたい。「こんな国民を守らなければ」という使命感も湧いてくる。
それはさておき、私は主上の命を迅速に果たさねばならない。
robin
2006年12月20日 22:11
最後でーす。

「これ、3袋ください」
私が指差したのは某藩国から輸入された高級ビーフジャーキー。
《王犬アーサのおやつに、今王都で話題のジャーキー買ってきて》
これが主上から与えられた使命だった。
「いい時に買いに来たね。これは一番の人気商品でさ、仕入れて2日で売り切れちゃうんだよ」
支払いを済ませると挨拶もそこそこに店を出た。時計を見る。
「やばい、早く戻らないと3時に間に合わない」
私は大通りに出て、王宮へとひたすら走った。
その甲斐あって3時のおやつタイムには間に合ったが、私が翌日筋肉痛に襲われたのは言うまでもない。
robin
2006年12月20日 22:16
もう1本SS貼ります。4つに分割します。

□瀧川防衛戦出撃前夜 


え~藩国藩王花井柾之が会議室の扉を開けると、国内の技手とフィクションノート達が既に揃っていた。彼らは王の姿を見ると一斉に立ち上がった。
「主上」
「待て。先にシロ宰相殿から送られてきた命令を皆に伝える」
藩王は全員を席に着かせると、幾分険しい表情で手にした紙を読み上げた。
「『私、ポチは以下のように決定する。友情にまさる剣はなし。国をあげて確かに決定を実行せよ』
戦場はガンパレードの広島。これから何者かに襲撃を受けるであろう瀧川を守るための戦いだ。出撃はバトルメイドのみ。また、軍資金として1藩国当り5億わんわんまで融資するそうだ。
「それで、敵の戦力は?」
「『敵の想定根源力は不明、推定で火力で6万、装甲6万、陸上4万以上の根源力を必要とする』とある」
火力6万って・・・、と誰がが呟く。圧倒的な敵の強さ、しかも推定、である。会議室は重苦しい空気に包まれた。
「現状でわかるのは残念だけどここまでだ。俺はこれから藩王会議に出てどうするか話し合ってくる」

robin
2006年12月20日 22:16
「わかりました。早速、わが国の国力と保有アイドレスのデータをまとめます」
と、藩王付事務官の透。
「よろしく頼む。だがその前に」
「あのー、主上が出撃するとか言いそうで怖いんですが」
話の腰を折って切り出したのはふくすいだった。そうです、と皆も賛同する。
「と言うか主上がこの部屋に来られる前にも『主上はみんなの制止を振り切ってでも出そうですね』って話してたばかりなんですけども」「基本的に主上の意見は優先しますが・・・」
「藩王戦死で国消滅は避けたいです」
「そりゃ出たいさ!だって横山がいるんだよ!サウドもいるんだよ!他に何がいるというんだ!」
追及されてぶっちゃけてしまう藩王。だがすぐに冷静さを取り戻した。「でも皆の心配も充分理解してる。今回は皆に任せる」
「了解しました」
「主上、ありがとうございます」
「じゃ、そういうことで、改めて・・・」
王は真剣な眼差しで一堂を見据えた。全員の視線が自身に集まったのを確認すると、一転、不敵な笑みを浮かべた。
「もはや言うことはないだろう。出撃したい者は名乗りをあげよ!」
robin
2006年12月20日 22:18
「出るよ!僕は是非出たい!」
真っ先に遊佐が名乗りを挙げた。
「萌ちゃん助けに行くなら男でもBM乗るよ!」
彼は興奮して少し目がぐるぐるしてるようにも見えた。
続いて手を挙げたのはShunkiだった。Shunkiは瀧川一族をこよなく愛していた。
「盾でも何でもやります!待ってろ瀧川~~~!!」
robinは藩王を前にして、うやうやしく頭を垂れた。
「主上、どうかご命令を!」
しかしその後がいけなかった。
「だって広島にいる人達に万が一のことがあったら、出かけちゃったヒゲメガネの司令が自分を責めて悲しむじゃないですか!!」
彼女は既に広島にいない人物の心配までするほどぐるぐるだったのだ。
「出撃させていただきたいです。だってタッキーですから。タッキーなんですもの!」
もう一人、瀧川の名を叫んだのは摂政の科戸。周囲から摂政の任を押し付けられた重圧もあいまって、彼の目もまたぐるぐるしていた。
そんないっぱいいっぱいの連中に圧倒されながら、あまみがそーっと手を挙げて言った。
「あの、出撃希望です。お願いします」
robin
2006年12月20日 22:18
「よろしい」
藩王は勝ちに行くのは無理と思われる戦いでも、すぐに志願者が集まったことに満足していた。5人を見据えて、声を張り上げた。
「では遊佐、Shunki、robin、科戸、あまみ。友を救い、敵を蹂躙せよ!」

―出撃まで、あと20時間。
2006年12月20日 22:32
日常風景SSですー

1/4
 さて。
 ここに一人のえ~藩国人がいます。祖父母の代からわんわん帝國に暮らし、見ろ、猫だ、核を持て、くらいのギャグは普通に言える生粋のわんわん帝國人です。
 彼は先日の建国ラッシュの折、独り立ちを兼ねてえ~藩国に住み着いたのですが、王のノリの良さに驚きながら、楽しい毎日を送っていました。

 朝になると、目抜き通りに朝市が立ち、各地から新鮮なものが届きます。何せ、どういう地理配置なのか、まぁ宇宙船の艦内だからどうとでもなるのでしょうが、海も山もあるえ~藩国では、王都の朝市に、山の幸海の幸がふんだんに並び、他藩からの観光客にも一目置かれる朝市なのです。お土産にどうぞ、とは藩王の弁です。藩王それらはナマモノです、とは重臣たちの弁。
 ともかく、お土産にする前に、国民の台所、朝市は、新鮮なものを求めて奥様旦那様ついでに子どもに各家の犬士まで出揃って非常に盛況です。
2006年12月20日 22:34
2/4
 彼もアーサの遠吠えと共に起き出して、生まれた時から一緒にいる犬士と連れ立って、朝市に出かけます。
 山野で育った豚肉の燻製が、彼の犬士のお気に入りですので、まずそれを。それから野菜や果物、魚を買い込みます。海はあれどもやはりわんわん帝國ですから、魚よりは肉の品揃えの方が良いのも特徴としてあげておきましょう。

 家へ帰って早速朝食。
 昼食までの間に掃除やら散歩やらをします。
 彼が住んでいるのは西側の大通りから南側に少し離れたところなのですが、南にある港から、微かに潮の香りの届く、穏やかな住宅街です。
 お昼を食べ終えると午後の散歩です。彼の仕事は実はアイドレス整備班なのですが、先日の瀧川救出戦の折、実戦後の緊急整備でほぼ3日貫徹でハンガーに詰めていましたので、平日ながら今日はその代休なのでした。
 犬士と共に輸入雑貨品の多いとおりへ向かう時、王城のフィクショノートであるrobinに出会いました。
「こんにちはー」
 彼が声をかけると、僅かに急ぎ足だったrobinは少し歩調を緩め、
「こんにちは」
 と挨拶を返し、また足早に駆けて行きました。
2006年12月20日 22:35
3/4
「また主上がへんなこと言ったのかなー。王宮勤めも大変だねー」
 のんびりと彼が自分の犬士に――自分もある意味王宮勤めなのにも関わらず――話しかけると、犬士としては高齢な彼の犬士は、わふん、と答えました。

 輸入雑貨品を見て回り、ビーフジャーキーをrobinが買いに来ていたことを知り、彼は少し微笑んで、自分の犬士用に、同じものは売切れてしまっていましたから、いつもより少し良いビーフジャーキーを買いました。
 犬人兼用のビーフジャーキーを、一人と一匹はおやつ代わりにかじりながら、港まで足を伸ばします。丁度、太陽が西に傾きは始め、水面が紺と朱色に支配される時間でした。
2006年12月20日 22:36
4/4
 そこでぼんやり海を眺め、
「戦争は嫌だけど、何より人が死ぬのがいけないよな」
 と呟きます。彼もわんわん帝國の国民、何よりヒロイックであろうとする一人でしたから。そして、彼の戦友である犬士もまた、それに同意しているのでしょう、わふっ、と声を上げました。
「明日からはまた仕事だぞ! 出撃が近いって噂もあるし、俺たちの整備で、前線で戦ってくれてるフィクショノーツの助けをしなきゃだ。俺たちの戦場へ戻ろうか」
 彼が言って立ち上がると、誇らしげに犬士も尻尾を大きく一振り、一人と一匹は互いに頷き合って、岐路につきました。

おしまい
海清卯龍
2006年12月20日 22:50
イラスト一点(生活風景)を
cwtgの絵版に投下いたしました。
http://cwtg.jp/main.html
NO970です。
普段から女子しか描かないのでとんでもないことに・・・。すみません。
2006年12月21日 23:30
主上へ。
先日チャット中にいろいろあって、え~藩国お菓子の国疑惑が浮上しました。
つきましては文書を添付しますのでご覧下さい。
(生活風景にしてもいいんだけど主上の判断を仰ごうと言うことになりましたー)

1/2
 え~藩国には海があり、温暖な気候であるため、砂糖やシュガービート等が良く取れる。また平原では小麦の栽培が盛んで、上質な小麦が他国へ輸出されている。そのため、国内ではパン及び洋菓子に発展が見られ、わんわん帝國屈指のお菓子の国として知られる。

 特に鶏卵は有名だ。
 藩国外れの山岳地帯では伝説の鶏卵、『福翠の卵』である。野生の鶏『福翠地鶏』から採集される卵なので、専門の卵ハンターがいる。しかし今日の後継者不足により、彼らは皆恒例である。しかし、傍目にはよぼよぼに見える卵ハンターが山に入った途端、その表情は激変する。獲物を狙う獣の目になるのである。彼の犬士も老犬ではあるが、鶏卵狩猟犬として逞しく育っており、ハンターの頼もしいパートナーだ。
2006年12月21日 23:31
2/2

 その卵を食べると2ヶ月は何も食べなくても生きられるとかいきられないとか。古くは出兵前の兵士たちの滋養強壮と行軍食料として重宝されたとかしないなど、伝説と思しき噂は耐えない。
 しかし実際、その味は濃厚にして甘美。お菓子に混ぜ込むもよし、艶出しに黄身を塗るもよし、万能にして最強の卵なのである。

 え~藩国来国の際には、是非一度、腹翠の卵を用いた甘味を食していただきたい。
 また、手ごろなものとして、福翠地鶏を養殖した廉価版、「福酔」もあるので、そちらをお土産に勧めよう。
科戸
2006年12月23日 15:22
アイドレス寮その2ですhttp://www1.cds.ne.jp/~m_ari/sien/siennote/data/IMG_000068.jpg
再び支援サイトの画像板をお借りしています。
No.57です。

相変わらず時間かかってる割にへたっぴだわぁ・・・
うまくなれる日が来るといいなぁ。
maru
2006年12月23日 16:36
支援サイトの画像板をお借りしました。
№58に寮の絵をupしてきました。
仕事サボってちょこちょこ書いたんで…。
がんばったけど、雑ですみません~(涙)
robin
2006年12月24日 01:47
SS貼ります~

robinの日記 第2回:犬士と私編


私はふと思った。
「犬士の名前、なんだっけ?」
他の藩国では、フィクションノートがパートナーとする犬士に名前を付けて愛玩する、という話が良くあるけれど、私はうかつにもパートナーとなった犬士の名を知らなかった。
先日の出撃の時、どう呼んでいたか思い出してみる。
確かバトルメイドに搭乗した直後は、
(サポートお願いします、犬士様)
戦闘の真っ最中には
(わんこ、次左から来るっ!)
・・・思い出して脱力する。いくら戦闘で興奮状態だったからって、「わんこ」呼ばわりはないだろう。
これは早く名前というか愛称というか、そういったものを決めなければならない。コミュニケーションに不都合があっては良いパートナーとは言えないから。
思い立ったが吉日。
私は足早に部屋を出た。この時間犬士たちはたいてい城の外の芝生で遊んでいる。
外に出てみると、思ったとおり数匹の犬士が芝生の上でじゃれ合っていた。
robin
2006年12月24日 01:49
2/5?
「おーい」
遊んでいた犬士たちの動きが一瞬止まる。そのなかの1匹が私に向かって走ってきた。薄茶のオスのゴールデンレトリバー。彼が私のパートナーである。
私には良くなついてくれているらしく、早速前足を上げてダイブされる。背が低い私はいつも大型犬の体を受け止めきれずにひっくり返る。
「お、重い・・・ちょっとどけてー」
犬士は私の頬を一度ベロリと舐め、わふ、と言って傍に行儀良くおすわりした。
「あのですね」
私はなぜか犬士の前で改まって正座する。こうするとあまり目線の高さに差がないことに軽くショックを受けた。
「えっと、私、実は貴方をどう呼んでいいのか困っています」
彼はじっと私の顔を見ている。大型犬なのになんて優しい目を・・・ってそうじゃない。
「で、呼び名を決めたいのですが・・・、いいかな?」
犬士はわん!と吼えて尻尾をパタパタ。賛成してくれているのだろう。ならば、彼が気に入る名前を早速決めなければ。
「じゃあ、名前は・・・」
robin
2006年12月24日 01:50
3/5
イメージは既にある。私が好きなヒゲと眼鏡の司令。彼にちなんだものから名前をつけよう。丁度良い言葉はないか頭をめぐらせ、最初にぽっと浮かんだ言葉をつい呟いた。
「・・・ただたかさん」
・・・・・・あれ?
「いやだめだそんなのそうじゃない、それじゃなくって!」
慌てて否定し、パニックに陥った私。目の前の犬士は小首を傾げている。
ダメよ鈴子、アンタはどこまで腐っているの・・・。
「じゃあ気を取り直して」
「ええんちゃうの?『ただたかさん』で」
背後からの囁き。さーっと血の気が引いていくのがわかった。
「し、科戸さん、盗み聞きはいけませんよ?」
引きつった顔で振り返る。口に手を当てぷぷぷと笑いをこらえる摂政殿の姿。
「ほら、主上も横山とサウドからアーサって名付けたんだし、別に『ただたかさん』でも・・・フフッ」
まだ笑っている。この人絶対みんなに言いふらしそうだ。
「だから違うんですって!ちゃんと別の名前を付けるんですから、ねっ!」
思わず犬士に確認を取る。ちょっと困った顔をされた。当然だ。
「じゃあ鈴子さん、どんな名前にすんの?」
robin
2006年12月24日 01:52
5つになるかと思ったら4つだったorz

「そ、それは、え~っと・・・」
脳内をフル回転で検索中。
「はよ教えて~。でないと『ただたかさん』に」
「『レッド』!です」
「れっど?」
「そうです、『レッド』です。どうかな?」
今度は落ち着いて穏やかに、パートナーに尋ねてみる。尻尾フリフリで、一際大きくわうん、と吼えた。
気に入ってくれたようだ。
「ありがとう、よろしくねレッド~」
私はレッドのふかふかの体に抱きついて、頭をぐりぐり撫でてあげた。
「ふむ、それで、そのココロは?」
と、科戸さん。
「司令が腕に巻く『赤いスカーフ』からです」
「やっぱどっかで善行絡みやねんな」
「別にいいじゃないですか、名前気に入ってくれたんですからー」
「『ただたかさん』のがおもろいのに」
「うるさいですよ科戸さん」
下手な漫才のような私達の言い合いを、レッドはやれやれとでも言いたげに伏せの姿勢で見つめていた。

科戸
2006年12月24日 17:28
支援サイト様のNo,63です。http://www1.cds.ne.jp/~m_ari/sien/siennote/data/IMG_000074.jpg
昨日話題に上っていたワンコ風アイドレス寮・・・
もどきのおすわりver.です。
伏せver.も出来次第上げるので少々お待ちください。
時間的に明日になりそうな気もしますが。
(というかこれアイドレス寮として通るのかな・・・)
科戸
2006年12月25日 18:14
書き忘れました。
設定としたらこんな感じかな、と思って描いてました。

・雪が積もり過ぎないように角度の強い屋根。
・強度を高めるために補強材、窓を少なく。
・一階部分に積もりすぎて出れなくなったときのために
 二階部分に出入りできる場所。
・もし出れなくなった時のために食料やら何やらを入れるための倉庫。
・少しでも積もりにくいように風向きに対して
 抵抗の少ない方向に家を建てる(絵で表現できないので設定だけ)

設定描くときに参考にどうぞ。いらなければスルーで。
maru
2006年12月25日 20:56
支援サイト様の絵板№70に小麦畑貼ってきました。
えっと…頑張ったんですけど、
なんかビミョーな出来ですみません…(がくり)
robin
2006年12月25日 22:28
[豪雪対策の家]説明文?1/2

寒さと大雪に襲われる冬を乗り切るため、住宅にはさまざまな工夫がなされています。
例えば、玄関が雪に埋まらないようにと基礎部分が高い家がほとんどです。それでも豪雪で一階が雪に埋もれることもあり、二階に人の出入りがしやすい大きめの窓がある家も良く見られます。二階の大窓は日照時間が短くなる冬期により日光を取り入れるのにも役立っています。壁は頑丈で温かみのある丸太が好まれています。雪の重さや強風に耐えられるよう補強材を入れたり、窓の数を少なくして壁の面積を増やしたりもしています。窓は室内側に内窓を設けて隙間風を防止します。また、雪の重みで建物が倒壊するのを避けるため、落雪しやすいように屋根は傾斜のきつい片流れ屋根が主流です。屋根材には軽くて雪が落ちやすいトタンが多く用いられます。家は屋根側がだいたい北向きになるように建てられます。急勾配の屋根は窓が取りにくいためです。逆に屋根の反対側の壁は面積が多くなるので大きい窓も取りやすく、南向きに適していると言えます。
robin
2006年12月25日 22:29
2/2

冬は晴れの日が少なく、吹雪ともなると外出もままならないので、家の中に倉庫を造り、まとめ買いした食糧や日用品、燃料などを貯蔵しています。倉庫には暖房を置かないので、冬は外気の影響で室温が下がります。言わば天然の冷蔵庫になるので、買いだめた食糧は長持ちします。雪国の厳しい気候を逆手に取った生活の知恵ですね。
nt@辻井つなみ
2006年12月25日 23:21
え~藩国国民:北国人の説明??(1/2)

今回紹介者の名前を辻井つなみと言う。
所属はわんわん帝國。え~藩国国民(ヒラ)。
絵も文もからっきしなのに、国民の紹介を任されていた。

「ええっと、初めまして、こんにちは。紹介は・・まま、歩きながらにしましょ♪」

辻井はにっこり笑うと、細くて白い髪がさらりと揺らした。
え~藩国は夏の間こそ温暖な気候だが、冬になるとシャレにならないくらい雪が降るお国柄。
今日のような寒い日は、その肌と髪は雪のように白く見えた。

「今日は国民の紹介ということで、私もまだ不慣れなんですけど、よろしくです・・ええっと・・私たち、え~藩国の国民は皆、北国人なのはご存知ですか?」

辻井は歩きながら、帽子の下から青い目を覗かせて首を傾げてくる。
暖色のゆったりしたコートにズボン、ふんわりしたミトン、頑丈そうなブーツとシンプルながら暖かそうな服装だ。
寒さに赤くなった耳を手袋で押さえ、白い息を吐く辻井。色素が薄いのですぐ真っ赤になるのである。
nt@辻井つなみ
2006年12月25日 23:24
え~藩国国民:北国人の説明??(2/2)

「この白い髪も肌も、最初はちょっとビックリしましたけど、私も少し慣れてきたとこです・・あ、そこです、そこのお店入りましょう」

辻井が示したのは結構大きなお菓子屋だった。水飴やキャラメルを煮ているのか、甘い香りが漂ってくる。

「え~藩国は小麦がよく採れるので、パンやお菓子が有名なんです。あ、これとこれ美味しそう~♪下さいっ!」

「はい、焼き菓子3つで600わんわんですね、ありがとうございましたー♪」

紹介はどうなったんだ、おい、と突っ込みが入りそうな雰囲気である。

「あ、いえいえ、決して忘れたわけじゃないですよ。はい、良かったらどうぞ」

そう言って、買ってきたばかりのお菓子を手渡してくる辻井。そこで初めて何かに気付いたという感じで、少し表情を改めると、帝國式の敬礼をして来た。

「そう言えば、まだ言ってませんでしたよね、ようこそ、え~藩国へ」
科戸
2006年12月25日 23:49
支援サイト様の絵板をまたしてもお借りしてます。
NO.71です。
http://www1.cds.ne.jp/~m_ari/sien/siennote/data/IMG_000083.jpg

左下のは足跡。右下のは轍のつもり。
設定書かれる方は参考程度にどうぞー。いらなければスルーで。
2006年12月26日 00:59
雪原 1/2

 え~藩国は温暖な気候で知られるが、実際は、厳しい冬と、穏やかな夏で作られる国だった。夏は汗ばむほどだが、その期間は短く、そして冬が長い。
 そのおかげで、水不足にはならないし、小麦は良く育ち、ビートから砂糖が取れた。

 恩恵は多い。
 それでも。
 冬は厳しかった。

 心身に染み入るほど冷える夜は、家から一歩も出る気にはなれない。空気さえ凍るのではと思うほど、深い夜がある。
 そんな日は、夏、秋に収穫をもたらす畑さえ、降り積もった雪と霜に覆われ、静寂が支配するようになる。最早落穂を拾うこともなく、鳥も獣も姿を見せず。
 白い雪の上、ほの蒼い月明かりがぼんやりと映し出すのは、昼間犬が走ったのか、僅かに残る足跡の陰影と、雪の中見えにくい路を急いだのだろう、車輪の轍である。遠くまで伸びる足跡は、凍える寒さの中、棲み処へ急いだ跡だろう。轍は遠くからここへ至り、そしてまた遠くまで伸びている。
 平原は雪原に変わり、風に舞った雪が、あたかも丘のように凹凸を作る。
2006年12月26日 01:00
雪原 2/2
 他には何もない。
 月明かりはあれども暗がりで先は見えず、本来見えるのだろう、遠い森林も、今は闇の底で眠っている。

 風鳴りも無く、木々が揺れる音も無く。
 ただ、冷たく静か。
 やがて緩い陽光が東の山々から差し込んで、冷え切った大地を暖め始めると、凍った雪原はきらきらと白銀の光を放つが、それはまだ数時間ほど後のこと。
 今は、静けさと冷たさの中、国中どころか、世界中が眠っている。そしてそれを、ただ、満月だけが見下ろしている。
 冷え切った大気は濁りをなくし、いっそう冷たく月を映す。夏にはぼける輪郭が、鋭く研ぎ澄まされていた。まるで、そのために月が在るかのように。

 え~藩国の冬というのは、そういう季節である。
 そしてその美しさは、夜の月だけが知っている。
科戸
2006年12月26日 19:15
飛行場・・・もどきですorz
いつものように支援サイト様の絵板をお借りしてます。
No.77です。
http://www1.cds.ne.jp/~m_ari/sien/siennote/data/IMG_000090.jpg
一応描いてみたものの・・・。
この方面のボキャブラリーが少ないせいか、
かなり微妙ですね(´・ω・`)ショボーン
一応右奥のそれは管制塔。
軍事用の物なので盆地ないし山間に作られて発見されにくくしている。
通常のものは地上の滑走路を。
宇宙に行ったり特殊なものは滑走路が持ち上がって地中から飛び上がりますよ。
とか考えてましたけどね。
うん、まあ、他の有志の方に後は任せた!(ぉぃ
2006年12月27日 00:09
チャットでも張りましたけども
http://ordin.heavy.jp/e-/tenmondai-deki.jpg
天文台ですー。
左手のパラボラは電波望遠鏡のつもりですが、レーダーでもいいかも知んない。
ふくすい
2006年12月27日 01:58
(天文台らしいので天文台)その1
え~藩国には、天文台がある。
北の丘に、比較的大きな、しかしそれでいながらひっそりと佇む建物が、それである。
澄んだ空気、北国の中でも北、しかも明かりも何も無い丘とあって、星を邪魔するものは何も無い。

天文台のえ~藩国での使用用途は2種類。
国が使う場合と、国民が使う場合だ。

国の方では、ここは主に研究機関として知られている。
比較的大きなこの天文台は、泊り込みで常勤するスタッフが雇われ、施設・待遇ともに充実しており、素晴らしい働き場所だと専らの噂である。が、実際の所は噂だけはあるが、実際に研究の内容や研究施設内部を知る者は少なく、そういう資料も少ない。
一部では、怪しい研究が行われているとか、実はあそこは天下りしてきた者の囲い場所なのだとか、そういうどう見てもウソな噂から、真実味を帯びた噂まで囁かれている。
しかし、何度も言うが、結局の所国民は何も知らないのが現状である。
国が情報を管理しているのかもしれないし……ただ単に国民があまり研究に興味が無いだけかもしれない。
ふくすい
2006年12月27日 02:01
(2)
国民が使う場合。
これが、この施設の最も知られている「憩いの場」というカタチである。
研究用だけでなく、勿論一般用の観望用もあり、夜はカップルや家族連れで、しんみり、ゆっくり時間が流れる場所。それが「え~藩国天文台」だ。
まぁ、デートスポットとしては最高だが、孤高の旅行者の観光スポットとしては向かない。そういう場所でもある。
施設中央にある巨大な研究用望遠鏡は、普段一般に公開されないが、特別な祝い事の日のみ、一般に公開される。
それを狙うマニアも多く、その日だけはこのひっそりと佇む建物は人でごった返し、まるでお祭り騒ぎになるのだ。
(お祭りの延長で、天文台近くで星を見ながら宴会をする国民もいたりする。)
ちなみに、昼間に来ると、たまに、また違った顔を出すのもこの天文台の特徴だ。
「太陽を見る事ができます」
結構ありがちなうたい文句が掲げられる昼間は、社会見学の子供達で賑わう事がある。
そして、多くの子供が弁当の事しか頭に無い中、熱心に見ている子供がたまにいたりする。
ふくすい
2006年12月27日 02:02
(3)
そう、ここで星に魅せられた者の多くが、後々研究者となるのだ。
その意味では、この天文台は誰もが知る研究(者育成)機関である。

何にせよ。
ここは綺麗な星が見える。
ある者は幸せな気持ちになれる。
ある者は夢中に。
つまり、え~藩国にとって重大な施設であり、さらに言うと、国民が愛する場所なのだ。
robin
2006年12月27日 10:01
[豊かな小麦畑]の説明文です。昨日貼るの忘れてました、スミマセン
1/2
え~藩国はわんわん帝國でも名の知れた『スイーツの美味しい国』です。
焼き菓子やケーキ、おいしい菓子パンを食べようと、毎年多くの観光客がわが国を訪れます。王都で評判の高い洋菓子店やパン屋には、開店前から行列が出来るほど。
そんなスイーツを作るうえで重要な食材の1つが小麦粉です。今、藩国内の市場に流通している小麦粉のほとんどは、藩国内で収穫された小麦から作られたものです。
小麦は藩国の平野部で広く作付けされています。畑は区画整理がされていて、畑の間には農業機械やトラックなどが通行する農道があります。小麦は秋に種をまくので、春と夏の間は同じ畑で野菜など別の作物を栽培している農家が多いですね。
秋にまかれた小麦が芽を出すと、程なく冬がやってきて畑は雪に覆われてしまいます。でも大丈夫。小麦は何度も品種改良を繰り返して寒さに強くなった品種を使っていますから、え~藩国の厳しい冬でも枯れることはありません。
robin
2006年12月27日 10:01
2/2
春が来て畑の雪が解けると、小麦はぐんぐん成長します。そして夏、畑一面が黄金色に染まり、穂がそよ風に揺れさらさらと穂先が触れあう音が聞こえます。その光景はうっとりするほど繊細で綺麗なものです。
収穫された小麦は加工され、薄力粉や強力粉になって、パンやお菓子に利用されるのです
収穫の後、畑には酪農を営む牧場の人達がやってきて、麦わらを大きなロールにして持っていきます。麦わらは牛舎で大量に使いますからね。夏の終わり頃の小麦畑では、大きな麦わらのロールが点在している光景が見られます。麦わらはタダで差し上げるのではなく、対価として堆肥と交換するんだそうです。その堆肥で次の作付けのためによい土を作るんでしょうね。
ふくすい@飛行場その1
2006年12月27日 12:44
え~藩国の飛行場は、このまったりとした空気の藩国に似合わず、意外と大きい。
「お菓子の国」と言われるこの国も、やはり帝國に属する藩国なのだ。
軍が管理するこの飛行場は、いわばその証である。

この施設は、山間に作られており、敵から発見されにくくなっている。
私個人の見解では、山間に作ると緊急の出撃に間に合わないのではないか、とも思うが、それはそれ、藩王が敵から発見されない事を重視したということだろう。
右奥のものが管制塔。
綺麗なおねえさんオペレーター…………ではなく、ごっつい男のオペレーター達が指示を出すところだ。
BMなどを飛ばすわけでもないので、ここの管制塔は男だらけである。
飛ばすのは、一般的にGH。
…まぁたまに、というかえ~藩国には民間の飛行場が少ないので、ここも民間の旅客機がよく飛んだりもするのだが。
ふくすい@飛行場その2
2006年12月27日 12:45
とは言え、それが危険かと言われると、そうでもない。
軍は市民を優先させ全力で守るし、そもそも旅客機を飛ばす時は前もって偵察機を飛ばすという厳重っぷりである。
え~藩国のこのまったりとした空気を守るために、影では沢山の努力が行われている事を忘れてはならない。

と。
一つ、言い忘れていた。
ここは、え~藩国の技手達の集い場所でもある。
え~藩国にGH、GDを送り出す技手達。その多くは機械に魅せられた、根っからの「職人」気質だ。
当然、朝も夜も、何と休暇も機械の事を考えていたりする技手もいるわけ
ふくすい@飛行場その3
2006年12月27日 12:45
で。
そんな技手達が集まって、あれやこれや趣味で作って飛ばしている所がここなのだ。
当然ながら、そんな遊びで使っていいような所ではないのだが、「今後の機体のための開発及び実験」という名目で軍をやりこめている。簡単に言うと、職権乱用というやつ。
週末に、まるで子供のような目で機械を追いかける彼ら・彼女らは、本当にこの国の技手なのか、というかこんなのでこの国大丈夫か、と軍に思わせる事十分である。

まぁ、そんなこんなをやっているのが、え~藩国らしい、とも言えるのだろう。
え~藩国は、当然ながら、やはりどこまでもえ~藩国なのである。
maru
2006年12月27日 16:00
支援サイトの82番に整備士・パイロットを
アップしてきました。
なんか抜けてるとこがあったらスグ教えてください…(がくり)
2006年12月27日 22:27
針葉樹木と高い山 1/3

 え~藩国は男爵領という小さい国ながら、平原もあれば山もある、起伏に富んだ、自然豊かな国である。今回は、その山間部を紹介したい。
 山間部は、大きく二つに分けられる。平野部から低高度へ続く、なだらかな森林地帯。そして、山頂部の岩石地帯である。
 森林地帯は、寒さに強い針葉樹林がうっそうと生い茂っており、この国の木材需要の殆どをこの森が支えている。しかし、年間伐採量や植樹量が厳しく取り決められているため、乱伐による害は無く、森は穏やかさを保っている。広葉樹ではないため腐葉土がそれほど豊かではないのが難点と言えば難点だが、それは元々え~藩国全体的が豊かな土壌であるため、些細なことだった。
2006年12月27日 22:28
2/3
 等間隔に植林された針葉樹は、程よく根元まで陽光を通し、寒い冬も根元が冷えすぎないよう配慮されており、そのため冬の晴れた日には、木漏れ日の元でえさを探す小動物を見ることが出来る。そして忘れてはならないのが、え~藩国の特産品【福翠の卵】である。この針葉樹林の比較的低い位地から平野にかけてが、その【福翠の卵】を産む、福翠地鶏の生息地となっており、狩猟解禁時には卵ハンターの雄姿を見ることも出来る。
2006年12月27日 22:29
3/3
 そんな平穏な森林地帯から視線を山頂部へ移せば、山はがらりと様相を変える。木々は高度を上げる程に減って行き、やがて苔むしたゴツゴツとした岩肌が姿を見せる。更に上方、山頂では苔すら碌に生えず、場所によっては夏でも雪が残り万年雪になっていたりする。これらの岩石部分は海辺まで続き、やがて首都の北側を護る天然の岸壁となる。それらの山頂付近からの岩石は、火山性のものではなく、プレート移動によって地下深くから持ち上がったものであるらしく、緩やかに冷えて固まった、重く硬い鉱石で出来ている。山頂は高く、ある程度熟練した者でなければ山頂に到達するのは難しい。そのため、家族連れの登山には向かない山ではあるが、遠くから見えるその遠景は美しく、人々の心を魅了して止まないのは確かである。実際、国の西側から、夜明け時この山を眺めると、薄ら紫から溢れ出る美しい金色を見ることが出来、『え~藩国美しい景色100選』に選ばれている程だ。
 このように、この高く険しい山も、その麓に広がる針葉樹林も、え~藩国にとっては無くてはならないものなのである。
nt@辻井つなみ
2006年12月27日 22:53
え~藩国施設:整備工場(1/2)

ああ、俺の仕事場を紹介しよう。
わんわん帝國所属男爵領え~藩国国立整備工場、え~藩国の技術の粋が詰まった愉快な職場さ。
冬の間は積雪や結露で職員揃って大慌て。夏場は汗もかいた傍から蒸発するような蒸し風呂も同じだ。素晴らしい、全く天国だ畜生。
おまけに俺たちの息子や娘たちと来たらどいつもこいつも手のかかるガキばっかりときた。何?息子や娘って何のことだ?
俺たちわんわん帝國偵察軍の制空戦闘機であるグレイハウンド(GH)、強襲揚陸艦ゴーストドッグ(DG)。愛すべき俺たちの子犬たちだ。青い旗を背負って飛ぶ、誇り高い帝國の犬さ。
nt@辻井つなみ
2006年12月27日 22:56
(2/2)
さて、もう少し詳しい話をしよう・・そう嫌そうなツラするな、出来るだけ分かりやすくすりゃいんだろが。
俺たちの工場は・・まぁ、修理屋だな。壊れたり故障した機体を修理したり、その時々の状況に合わせてチューニングをせにゃならん。
そもそも機体ってのは、ほっとくだけで壊れる代物だしな。優良な整備ってのはアレだ、コツコツとした地道なマネンジメントの継続がモノをいう訳だ。
ん、そうそう、分かるだろ?大変なんだよ。このオイルの臭いが染みたツナギと軍手が俺たちの戦闘服、整備道具が武器って訳だ。まー何だ、威勢よくネットでドンパチする連中も、俺たちみたいな存在がいなきゃロクに目立てないってことを肝に銘じるべきだっておらそこ寝てんじゃねぇ、スパナで殴るぞ、話聞かせて欲しいっつったのはお前だぞコラ。

おう、そろそろ時間だ。じゃあ仕事に戻るぜ、取材はここまでだお嬢ちゃん。

野郎ども!お仕事だ!今日は新しいわんこが入ったからな、ブラッシングは入念にするぞ!駆動系・操作系チェック開始。地下保管庫から交換用部品の搬入急げ。起重機を3台ハンガーに回してくれ・・・
robin
2006年12月28日 11:37
[政庁]の文章です。
1/2
藩王の統治を助ける吏族達が日夜働く場所、それが政庁である。
え~藩国の政庁は王城の敷地の一角にある。建設時に「王城の敷地内では、一般の国民には陳情や手続きの申請がしにくいのでは」という意見もあったが、緊急時の連絡や情報交換には藩王に近いほうが良いため、この場所となった。首都や近郊の町には支所が設けられ、国民に対しての窓口として機能している。なので政庁そのものは普段立ち入る国民は少ない(直接上に陳情したがる人はたまにいるのでゼロではない)。
政庁には藩国を治めていく上で欠かせない数々の部署が存在するが、大きく3つに分けられる。国民の生活を管理する国民局と、藩王の政策決定を補助する官房、そして藩王直轄の軍部である。
robin
2006年12月28日 11:37
2/2
政庁の建物内で一番部屋数が多いのは国民局で、2階をまるまる占領している。1階は官房と軍部の事務室や会議室、仮眠室などがある。官房と軍部の吏族たちは仕事上王城の中にも部屋があり、頻繁に行き来をするため、少しでも移動が楽になるようにと、王城と政庁は渡り廊下で繋がっている。もし政庁を訪る機会があるなら、1階では官房や軍部の吏族が資料を片手に廊下を走り、2階では国民局の吏族が机に座り書類の山と格闘する姿が見られるだろう。
また、建物の塔のように突き出た部分には、文献や資料を保管する書庫がある。どの部署でも保管すべき書類の数は日々増え続けているため、書庫の配分比を巡って水面下での協議が行われている。
robin
2006年12月28日 23:23
[パイロット+整備士] の説明文です
1/2
どこの国でも大概そうなのだろうが、え~藩国の軍は日々の訓練を欠かさない。
ここ飛行場でも、まだ夜が明けたばかりだというのに、トレーニングウェア姿の若者達が・・・まあ中にはちょっと老けたのもいるかもしれないが・・・滑走路を軽くランニングで流していた。
彼らは皆、パイロットである。内心早いとこ自分の愛機に乗り込んで訓練を始めたいと思っているに違いないが、規則でこの時間は有事以外は飛んではいけないことになっている。なんでも「騒音問題になるから深夜と早朝は飛行訓練やめよう」と藩王が言ったとか言わないとか。ともかく、パイロットはもう少し日が高くなるまで、基礎体力のトレーニングを続けるのだ。機体に乗れば体にGもかかる。パイロットになるならマッチョになれとはいわないが、ひょろひょろで勤まるようなものでもない。
そろそろ飛行訓練が始まるようだ。パイロットたちが専用のスーツに着替えて、ハンガーから外に出された機体に次々と乗り込んでいる。
robin
2006年12月28日 23:23
2/2
スーツは首から脚まで体にぴたっとフィットしていて、動きやすいが、女性パイロットの話によると、ボディラインがしっかり出てしまうから体重管理に気を使うのだとか。
そして機体をハンガーから運び出しているのは整備士達だが、あの中にはパイロットも混じっている。自分の訓練がないときはツナギに着替え、工具を手にし、油に汚れながら、同僚の機体の最終チェックをするのだ。訓練が終わった後に、ツナギに着替えて夜中まで自機の修理をすることもあるらしい。パイロットとして機体に思い入れが強い故の行動なのかもしれない。戦場で命を共にする機体を常にベストな状態にしておきたい。そんな思いを抱いているのだろうか。彼らパイロットは皆、整備士としても本職に負けない一流の腕を持っているのである。
nt@辻井つなみ
2006年12月29日 00:56
吏族説明文

吏族という職業はいわゆる書記・あるいは事務官にあたる。
え~藩国での吏族の仕事は、国民の生活を管理する国民局(入国審査や藩国内での事業の援助、治安維持や福祉・医療まで色々だ)、藩王の政策決定を補助する官房(他の藩国との交流や税金の相談など)、そして藩王直轄の軍部(軍事物資を手配したり重要書類を各地に配送したりなど)に分かれている。
吏族の制服はブルーを基調にしたロングコートと防寒を兼ねた赤いスカーフ、グレーの帽子が印象的で、北国人の特徴である白い髪と美しい肌を引き立てている。彼らが颯爽と政庁の中を行き交う様は、一種の様式美と言っても良い。

もちろん彼(彼女ら)は美人揃いだが、それだけではつまらない。彼らは皆優れた情報処理能力を備えており、尚書省に出仕して膨大なデータを分類・計上・処理していく役目を担っている。
彼らが記録し、吟味したデータは藩国のイグドラシルに反映され、え~藩国の運命を決めることになるのだ。
遊佐
2006年12月29日 23:04
犬士歩兵(1/3)

え~藩国には藩国及びぽち王女とわんわん帝国を護る為の犬士歩兵隊が存在します。
部隊名は『ハッピースイーツ・わん』え~藩国が帝国全土に誇る食べた人を幸せにする美味しいスイーツから取られています。
あ、ちなみに『わん』はナンバーの『ワン』ではなくわんこの『わん』です。
彼等・彼女等は犬士の中から選抜され、この国の気候を利用した冬の雪中行軍などの過酷な歩兵訓練を見事に耐え抜いたエリートであり、
その優秀さはこの部隊の女性兵からわんわん帝國の親衛隊の中核を誇るバトル・メードを数多く輩出している事が証明しています。
彼等は犬士としての白兵戦闘能力と過酷な歩兵訓練で身に付けた射撃戦能力により歩兵として高い戦闘能力を備えています。
また鋭い感覚・・・特に嗅覚によって周囲状況の変化等を的確に把握する事で敵の接近や進攻ルート上の伏兵の存在を素早く察知する事が出来ます。
遊佐
2006年12月29日 23:05
犬士歩兵(2/3)

大神(狼)より別れ、人の友となった最古の神族・犬神族の末裔である為・・・かは判りませんが、犬士である彼らは集団戦・・・
特に追撃戦を得意としており、隊長の的確な指揮の下、絶妙な連携で敵を追跡して攻撃する様は狼の狩りもかくやと言わんばかりです。
犬士としても優秀である彼等は正規ルートでの要請があればコ・パイロットやオペレーターとして他部隊の応援に出る事もあります。
そんな優秀な犬士であり歩兵である彼らではありますが普段から戦争している訳ではありません。
と、言うかこの国の藩王は基本的に『弱者を守る為、友誼の為』の戦以外を嫌っている為
若い隊員の中には実戦を経験していない兵も結構いたりしますが軍紀の乱れなどは一切ありません。
遊佐
2006年12月29日 23:05
犬士歩兵(2/3)

ある年の入隊式での隊長からの挨拶より

『新たに配属されて来た君達にまず知っておいて貰いたいのはこの隊ではつまみ食いは重罪だと言う事だ。
過去にある隊員が当時の隊長が苦労して入手した中央通りにある老舗のお菓子屋【クーロンヌ】の
1日20個限定のお菓子をつまみ食いしたことによりつまみ食いを行なった者には
《泣いて謝っても許さずに涙を流し尽くしてぶっ倒れるまでタマネギの微塵切りをさせ続ける》という
世にも怖ろしい刑罰を課す事となった。そのあまりに凄惨な光景を目の当たりにした他の隊員達によって
それ以降に入隊した新兵達にもその恐怖の刑罰は語り継がれそれ以後我が隊でのつまみ食いは一切無くなったと言う事だ。
・・・私も諸君らにそのような罰を与えたくはない・・・十分に肝に銘じておいてくれ給え。』

その話を聞いたある新入隊員の日記より
『(震える字で)つ、つまみ食いでそんな怖ろしい罰だなんて・・・他の罰則はどれだけヤバいんだ?』

こうして隊長の意図したところからは少し外れた形で鉄の軍紀は守られることになるのです。
透@何分割になるか解らないので分母省略
2006年12月31日 15:51
藩国設定文 1

■え~藩国の環境
(現在)男爵領なので、東西2キロ、南北10キロの長方形型の藩国である。藩国南側が海に面し、東側に高山地帯、西側に平野を持つ。高山地帯から平野にかけては針葉樹林が存在し、木材需要を満たしている。
北国気候なので、夏が短く、冬が長い。但し、春から夏、秋の初めにかけては海側から湿った暖かな空気が入るため、非常に温暖で、穏やかな気候である。それゆえ春から夏に野菜を、晩夏から翌年春にかけて小麦を育てる二毛作が盛んに行われている。その一方、冬は山からの冷たい風と海からの湿気で冷え込み、大量に雪が降る厳しい季節である。
透@何分割になるか解らないので分母省略
2006年12月31日 15:53
藩国設定文 2

■え~藩国の歴史と文化
我が藩国は、現藩王え~藩王がわんわん帝國より王犬『アーサ』(王犬の命名は藩王による)を下賜され建国された、比較的新しい国である。
藩王の人柄か国民性は非常に穏やかであるが、正義感だけはやたらと強い。そのため、いざと言うときの結束力たるや目を見張るものがある。望んで戦いを起こすことはないが、護るべきもののためなら手段を問わず全力で事に当たる国民性といえるだろう。
とはいえ、普段は穏やかなお国柄。
特産品は卵と、のんきと言うことなかれ、お菓子である。え~藩国はわんわん帝國随一のお菓子の国なのだ。
特産の卵は『福翠の卵』と呼ばれ、藩国の針葉樹林地帯から山間部にかけて生息する野生の鶏、『福翠地鶏』から取れる貴重な卵で、専門職の卵ハンターが狩猟犬士と共に採取する、非常に栄養価の高い代物だ。しかし、その特性上非常に数が少ないため、養鶏された福翠地鶏から採れる廉価版『福酔の卵』がみやげ物としては一般的である。
透@何分割になるか解らないので分母省略
2006年12月31日 15:54
藩国設定文 3

そしてお菓子であるが、福翠の卵、或いは福酔の卵と、国内で取れた小麦、シュガービートから精錬される上質の砂糖から作られている。これらの菓子は洋生菓子から和菓子まで幅広く、種類も豊富であり、質も良い。え~藩国がお菓子の国と呼ばれるのも無理からぬことだろう。

■え~藩国の設備
藩王の意志と、雪が多く冬が厳しいという土地柄、主要施設、設備の多くは地下にある。
具体的には発電施設、各種軍事施設、主要ライフラインなどである。
電話線、電線等は、景観、設備保全の観点から地下に埋設されており、また、冬場の路面凍結などから地下道や地下街が発達している。この地下道はロードヒーターを装備し、更に地下ながら強力なポンプを備えた太い排水路を持っているため、浸水の心配はまずない。
透@何分割になるか解らないので分母省略
2006年12月31日 15:55
藩国設定文 4

そして、この地下道、及びライフラインが埋設される理由は、冬場の対策のためだけではない。地下道やライフラインの外殻は、核シェルターとほぼ同等の強度と密封性を持って作られている。これは、地下道がいざという時、つまり、藩国が戦場となった場合の、一般市民を収容するシェルターの役割を兼ねるからである。そのため、町の各所に地下道への入り口があり、普段はガラス張りの、いたって普通な地下街入り口なのだが、一度緊急避難令が下されれば、複層シャッターが下り、入り口内側にも分厚い防護壁が降りるようになっている。逃げ遅れた国民のための小さな出入り口も各所にあるが、そこのドアも何層にもなっているため、駆け込むのが爆撃の最中でも内部の人間、駆け込んだ人間両方が無事に避難できるよう配慮されている。
こういう事情から、地下通路、地下街には食料保管庫が完備されていて、約1年は国民が避難できるようになっている。年に一度の設備点検で、これらの食料は全て新品と入れ替えられ、回収された食料は、国民に振る舞われている為、無駄はない。
透@何分割になるか解らないので分母省略
2006年12月31日 15:56
藩国設定文 5(ラスト)

■え~藩国の方針
藩王曰く、え~藩国の方針は一言に言えば「昼行灯」である。
本来の意味では「(日中にともっている行灯のように)ぼんやりとしている人。また、役に立たない人。」(goo国語辞書参照)だが、この藩国では別の使い方をする。
すなわち、「昼に行灯は確かに役に立たないが、行灯は行灯、いざと言う時、本来の立つべき時ならば、全力で持ってコレに当たる」である。行灯は確かに昼間灯っても役には立たないが、行灯の使命は灯すことである。同様にえ~藩国も、普段は役に立たないように見えたとしても、本来の役目=守るべきものを守る時には、全身全霊全力で、全国力を持ってこれに当たるという意思の表れであり、この藩国を象徴する言葉である。
2007年01月01日 22:01
◆藩国紹介(ステージ0 課題03)

「来たれ、『昼行灯』」
え~藩国では昼行灯を募集しています。
昼行灯は、本来の意味では役立たずですが、我が藩国では更に意味が加わります。
すなわち、「いざという時には、全力」
平和な時には平和に、穏やかに。しかし守るべきものを守るとき、戦わねばならぬ時にこそ、全力で共に戦える人。それが真の意味の『昼行灯』であり、え~藩国民の目指す姿です。
え~藩国は何事もなければお菓子の国と言う非常に穏やかな国ではありますが、いざ有事となれば国を上げて正義を守る、真の昼行灯です。
正義を守る、真の昼行灯の皆さん。是非、え~藩国へお集まり下さい。
nt@辻井つなみ
2007年01月01日 23:05
吏族技:集中事務:知識+1
え~藩国に所属する吏族は、通常・戦闘事務において緊急時でも取り乱すことなく集中して自らの作業を遂行することが出来る能力が備わっている。
一度彼らにスイッチが入ると全ての事象を客観的に捉え、冷徹かつ合理的な判断を下せるようになる。例え5秒後に自分が吹き飛ばされることが分かっていても、戸棚のお菓子(政庁で働く吏族たちは自分たち用のお茶請け(主上に出すより上等なもの)をストックしている)が切れて空腹が飢餓状態を突破しても、頭脳が無事な限り最適な行動を選択出来るのだ。
nt@辻井つなみ
2007年01月02日 01:49
パイロット+整備士技:機体マイラブ:感覚+1
え~藩国のパイロットは皆整備士としての訓練も積んでいるため、機体に乗り込む際には自分の整備道具を携行するものも多い。
また彼らはパイロットと整備士両方の経験から機体の調子を『なんとなく』読み取る能力が備わっており、携行した整備道具でもって機体の調整を行いつつ戦闘を継続させることが出来る。
この『なんとなく』の感覚を掴むために、新米パイロットたちは自分の機体イズナンバーワンを公言しつつ愛機と自らの腕に磨きをかけるのだ。
佐倉透
2007年01月07日 01:13
初心者用 1/3
初心者のための参加ガイド
電網適応アイドレスの ススメ。

◆【電網適応アイドレス】とは?
インターネットを使って、自分の出来ることでチームに貢献し、チーム戦をするゲームです。
ただのネットゲームじゃないかって? のんのん。違います。
これはネットコミュニケーションゲームです。

◆どうやって参加する?
プレイヤーは、全員『藩国』に所属します。
そして、アイドレスでは、『藩国』が行動単位になります。
そして『藩国』は大きく、『にゃんにゃん共和国』か『わんわん帝國』に所属し、最終的に、わんわんはにゃんにゃんを、にゃんにゃんはわんわんを「ぎゃふん」といわせることが目標です。
まずはテンダイスブログで紹介されている藩国の中から、気に入った藩国に参加すると良いでしょう。
2007年01月07日 01:13
2/3

◆で、どういうゲームこれ?
このゲームのポイントである『藩国』。これは、すべてプレイヤーによって作られています。
藩国の代表=藩王もプレイヤーなら、藩国の地図を描くのも設定文書を書くのもすべて国民=プレイヤーです。ついでに藩国はウェブサイトの形式を取っていますが、これらのサーバー準備やブログ準備もすべてプレイヤーです。
なので、藩国メンバーの間で、「お互い話し合」って「相談」し、「役割を割り振る」必要があります。

絵を描ける人(上手く描ける、と言う意味ではなく)は絵を描きます。
文章を書ける人(同上)は文章を書きます。
まとめができる人(同上)はまとめをします。

「別に何のとりえもないの」と卑下する前に、ちょっと聞いて下さい。
このゲーム、何より必要なのは人員です。
行動単位が藩国ということは、藩国の人数が多ければ多いだけ、沢山のゲームを楽しむことが出来るということです。
特に何も、という方にも「大族」という仕事があります。言ってみれば何でも屋さんです。
2007年01月07日 01:14
3/3
まとめの人が、「手が足りません!」といったら少し手伝います。
藩王が「この作戦に出るよ!」と言ったら、もちろん手を上げることができます。

◆絵を描いて文を書いて、それで、どうするの?
絵を描いたり文を書いたりすると、藩国にお金や資産が与えられます。これを使って、テンダイスブログから下された『指令』を突破していくのがゲームです。
それはワンステップ冒険(エントリだけのゲームです)であったり、大きな作戦だったりします。
藩国は限られた予算と資源の中で、沢山のゲームをこなし、自分の国を豊かにしていきます。

ゲームの途中で、なんだか名前のついたキャラクターが出てくることがありますが、これは、初めてのうちは気にしなくても平気です。
少しなれてきたら、調べてみるといいかもしれません。もっと楽しくこのゲームが遊べることと思います。

自分に出来る小さなこと、全員がそれを積み上げるのが、このゲームの特徴です。
どうです? ちょっとだけ、私たちの仲間になりませんか?
robin
2007年01月07日 22:02
長すぎてなにがなんだかです。
1
参加冒険NO.50:女だけのケーキ作り

某日、私こと一柳鈴子が無人の会議室でのんびりお茶していると、突然主上から通信が入りました。説明しておくと、主上とはわが国で使われている藩王の呼称です。某小説から取っていることに気がついても黙っていてください。
「ちょっと鈴子さんお願い聞いてー。俺、今ケーキ作ろうとしたらさ、アーサがクリームの風呂で溺れたうえにシナモンスティックが鼻に引っかかって大ピンチ」
「・・・はい?」
「そんなわけで、代わりに鈴子さんが河原でケーキを焼くのだ。種類は問わないからウマイのをよろしく」
「あの、ちょっと主上なんで私がっ!」
ツー・ツー・ツー
切れた。一方的に通信切りやがったよ主上。だいたいなんで私がケーキなんですか。他にケーキ作り得意な人がいるでしょうに。
「それはキミが女性と明言しているからさ」
会議室を出てすぐの廊下で主上発見。大きな壺の影に隠れたからって、丸見えなんですが。
「主上、ケーキ作るのはいいんですが、どうして河原かご説明願えませんか」
「次はオセロだ!負けないぞ~」

robin
2007年01月07日 22:03
2
主上は叫ぶと、脱兎のごとく自身の執務室へ飛び込んだ。要するにこれは嫌がらせなんですか?こないだUNOで私が一人勝ちしたの、根に持ってるんですか?あれ、勝ったのたまたまなんですが・・・。

それから2時間後。
私は王城から1kmほど離れた河原にたどり着きました。
えっちらおっちら引っ張ってきたリヤカーの中にはケーキの材料とボウル、軽量カップ、泡だて器などの調理器具。ダッチオーブンという、キャンプでケーキが焼ける鍋みたいなのも入っています。
さあ、ちゃっちゃと作って早いとこ帰りましょう。
まずは手ごろな大きさの石と薪になる小枝を集めて火をおこしました。体力はあるほうじゃないので、これだけで尻尾へにゃり。
一休みして景色を眺めていると、近くの牧場で主上がホルスタインに追いかかられていました。私を監視しに来ていたのでしょうか。その傍で透さんと摂政の朝戸さんが爆笑しています。藩王と摂政が一緒に城を空けても平気だなんて、え~藩国はスバラシイ国ですね。ていうかあなた達全員UNOのメンバーでしたね。
robin
2007年01月07日 22:04
3
気を取り直してケーキ作り開始です。最初はスポンジ作りから。卵はわが国自慢の『福翠の卵』、砂糖はこれも自慢のてんさい糖『羽三本』。美味しくできないわけがありません。温まったダッチオーブンに入れて、焼けるまでの間にホイップクリームを作ります。
電気が無いので泡だて器でガチャガチャとホイップしますが、先にやったメレンゲの影響か、腕のだるさがもう限界。そこに・・・。
「あっ!アーサ、待て!」
主上の叫び声。何事?と振り返ると、目前で王犬のアーサがこちらへダイビング。
手にしたボウルごと、私はひっくり返ってしまいました。私はクリームでべとべと、アーサはボウルに顔を突っ込んで持ち上げ、尻尾をパタパタさせながら主人の下へ帰っていきます。アーサ、私はあなたに何かしましたか?それともこれも主上の策略ですか?
体に付いたクリームをふき取ってぐったりしていると、今度はダッチオーブンから煙がモクモクと。あら、火加減を間違えたみたいって、やばいでしょっ!
robin
2007年01月07日 22:05
4
パニックになってミトンをつけるのを忘れてオーブンに触り、アチチと手を放してオーブンは地面に落下。黒焦げのスポンジが出てきてがっくし。もう失敗なんてレベルじゃありません。
恐る恐る後ろを振り返ると、牧場の柵の向こうで主上以下2名と逃げ帰ったアーサがこっちを覗き見ています。
もういっそこのまま河に飛び込んでしまおうか。訳わかんない命令のうえに失敗続きで私の心はズタボロでした。
「もう嫌だー!主上のあほーーーーっ!」
焦げたスポンジが入ったダッチオーブンを持ったまま、勢いに任せて河にざぶん。
しばらく流されたところで、主上たちが慌てて走ってくるのが見えました。でももう遅いですよ。私は平泳ぎでも潜水しちゃうくらい水泳がダメなんです。このまま0と1に分解されて消えていきましょう。
ほら、カワイルカが私を迎えにきてくれました。ちょっとポイポイダーに似てるかも。だんだん大きくなって・・・って、これイルカじゃなくてクジラですね。最期クジラに食べられるなんて嫌ですよう、とダッチオーブンを構えたところで意識が遠くなりました。
robin
2007年01月07日 22:05
5 これで終わりです。
そこからどれくらい経ったでしょうか。
ぐぅうえっ!
奇妙な音と共に、堅い何かに体がぶつかって意識が戻りました。痛い痛いよ。死んでもまだ痛いなんて酷すぎます、って、私死んでない?
起き上がって辺りを見回すと、遠くに王城と港が見えました。どうやら海上の小さな岩礁に打ち上げられて助かったようです。微妙に凹んだダッチオーブンと歯がボロボロになったクジラも、一緒に打ち上げられていました。
この後の経過に関しては、救助隊の報告書に同じであるため省略します。

所感:主上許すまじ。
nt@辻井つなみ
2007年01月08日 15:15
ううう、皆凄い文章ばっかりで(汗

○参加冒険: №47:失われた探偵

/*/

参加国民:
○辻井 つなみ:北国人+犬士+歩兵
○佐倉 透:北国人+犬士+歩兵
○海清卯龍:北国人+パイロット+整備士
○折口 素数:北国人+パイロット+整備士

/*/

「燃料が欲しいんだ」

会議室に入ってくるなり、え~藩国藩王花井柾之は言い放った。

「昨日の世界忍者国が行った冒険でね、宇宙船の燃料タンクを手に入れたらしいんだよ」
「はぁ、つまり私たちにそれをギって来いと」

不細工なニワトリのようなものをいじって遊んでいた佐倉透は、藩王の言葉に顔を上げた。
この人物、仕事が無い→暇→落ち着かない、という思考の持ち主なので、すでに捜索のプランを考え始めていた。

「海、と言うことは船が要るね。整備士兼パイロットが2人も居れば良いか、あと1人誰か・・」

完全に獲物を見る目つきで会議室を見渡す佐倉。犬の耳をぴんと立てている。
nt@辻井つなみ
2007年01月08日 15:17

たまたま居合わせた海清卯龍と折口素数は、顔を見合わせて小さく笑っただけで何も言わなかった。二人ともまぁ、行きますかねと顔に書いてあった。

「すいません、遅くなりましたー」

会議室のドアが開き、犬の尻尾をぶんぶん振ってお菓子満載の袋を抱えた辻井つなみが入ってくる。
即座に辻井に飛び掛かり、ヘッドロックをかける佐倉。怖い笑顔。落ちたお菓子に群がるニワトリ。

「つなみちゃん、冒険行きたいよね」「え?あ?」「冒険行きたいよね」「あの透さん何の話だか」「行きたいよね」「あー、ええっと、はいぃ」

/*/

2時間後

「大きいですね、宇宙船って」
「ああー、浸水しているところがあるかもしれないので、うかつにドア開けないで下さい」
「結構人の臭いがする・・まだ燃料残ってると良いんだけど」
「日向さん、まだいらっしゃいますかー」

やいのやいの。
一行は港で小型輸送船を一時借用して海へと漕ぎ出し、目的の恒星間宇宙船の残骸へたどり着いていた。
船体は大小の破孔があり、戦闘の跡が色濃く見受けられた。
nt@辻井つなみ
2007年01月08日 15:18
ラストー(^^;

「枯れた遺跡に潜る冒険者の気分が分かった気がします」
「うっさい、とっとと残った燃料タンクを回収して撤退するよ」
「はーい」「了解ー」

結局世界忍者国が発見したと言う日向の身柄は確保出来なかったが、燃料タンク10万tをゲットして、一行は帰路についたのだった。

所感:エントリーは早くした方が他の藩国を出し抜けるかもです。

/*/

○冒険結果:得たお宝: E 22燃料10万t :ユニークな結果:なし
コメント:どうも日向は誰かに救出されたようです。
まお
2007年01月09日 01:09
イベント09用 1/3

 阿木高麻緒(あきたか まお)は驚愕していた。辿り着いたのはえ~藩国東にある山間部。戦時食の原料として、特産である福翠地鶏の卵を採取してこいとの任務である。

「卵自体は確かに養殖地鶏で賄える。でもさ、命を賭して戦地に赴く皆のためにはやっぱ少しくらいは最高級の食材で作ったお菓子も配給してあげたいじゃん?」
 それが、藩王花井柾之(はない まさゆき)からの言葉だった。
 お菓子…お菓子? それが戦時食か? レーションとして認められるのか? いやその疑問はご尤も。だがしかしお菓子を甘くみるな。いや、お菓子なのだから甘いのだけど。
 お菓子とは、基本的に高カロリーでまた多くの食材を使うことにより栄養も豊富、消化もよい。美味しいがために食べやすく、そして美味しいということは戦時に発生するストレスを癒す効果までありこれをレーションとせずしてなにをレーションとするかというほどに適したシロモノなのだばばん!
まお
2007年01月09日 01:11
イベント09用 2/3

 いや、話が逸れた。ともかくそのような訳で麻緒は一匹の犬士を共に授かりこうして福翠地鶏の卵を採取するべくやってきたのだった。
 基本的にえ~藩国の冬は厳しい。山間部などは雪が凄い。にも関わらずそんな雪山に地鶏とその卵を探してやってくる? かなりの命知らずな状況に麻緒は己の有り様を振り返っていた。
 まず、寮を出た時点ですでに雪が降っていた。だがそれは軽い粉雪でたいしたものではなく、また地鶏がいると聞いていたのできっとそこは温暖な土地なのだろうと気楽に踏んでいた。落ち着いて考えれば山間部なんだからそんなはずもないのだが気付きもせずにピクニック気分だったのだ。
 目の前は、見事なまでに雪景色。見渡す限りの白・白・白、そして白。ここのどこに地鶏がいるというのだろうか。
「私はいったいどおすれば」
 雪の上にしなだれる。うん、いっそ温泉でも掘り当ててお猿さんと一緒にのんびり休暇をとりたいような気分だ。いいなあ温泉。きっと身も心もとろけるかのように温まるだろう。すでに頭の中はトリップ状態。
まお
2007年01月09日 01:11
イベント09用 3/3

『………。』
 そんな麻緒の肩をぽむと叩く犬士。その目が優しく麻緒に語る。
『仕事しれ』
「はい」
 暖かな眼差しに気力を振り絞り立ち上がると、麻緒は懐から一冊のガイドブックを取り出した。そう、こんなこともあろうかと福翠地鶏をゲッチューするための虎の巻を書店で購入してきていたのだ。その名も『絵で見て覚える福翠地鶏の見分け方』!!
「なんだかすごく間違えた感もあるのですが気にしない方向なのですよ?」
 犬士に向かって呟いて、本を開けばなんとそれなりにそれらしいことが書いてある。大丈夫、きっといける。この虎の巻によれば福翠地鶏は冬を越すため集団で巣を作っているという話。しかも集団生活のためこの時期に子を産む可能性が非常に大! これはつまり巣さえ見つければきっと卵も入手可能! なんと巣の発見方法だって書いてあるぞ?
「おおし、俄然やる気が沸いてきたのですよーっ」
 と、めらめら燃える麻緒の服を犬士がちょいちょいと引っ張った。
「おう?」
まお
2007年01月09日 01:12
イベント09用 3つじゃ入りませんでしたorz
※これでラストです。

 犬士が示したのは虎の巻、その巻末の注意点。

『冬の福翠地鶏は大変気性が荒く、巣に迷い込んだら命の危険があるのでけして近寄らないように』

「ちょ、ほんと?」
 ほんと。

 翌日、ずたぼろになりながらもどうにかこうにかほうほうのていで背負い袋いっぱいに卵をおさめて帰還した阿木高麻緒と犬士の姿があったとか。
まお
2007年01月09日 01:18
イベント09用 さらに追記orz
※下記一文をコピペ損なっていましたので、文章の冒頭一番最初に付け加えてほしいのですが(嗚咽

「こ… この雪山のどこで見つけろというのですかと」
科戸
2007年01月09日 15:38
遅筆ゆえに、間に合うかどうかかなり怪しいのですが、
「士気向上のために青空の下、演説を行う若き将校」
を描く予定です。
2007年01月09日 20:54
1
『昼行灯たちの灯』

 しん、と静まり返っている。
 それは喪に服すようであり、また、嵐の前の静けさのようでもある。どちらかといえば、後者の意味が大きかった。
「まさか……としか、言えませんわね」
 先に口を開いたのは、榊だった。沈痛な面持ちで、朝倉が頷く。この二人、吏族として、ある藩国の独立の為の調査を、天領の指示で行ったばかりであった。
 その藩国の名は、冬の京。
 先程、根源種族の兵器により侵略を受けていると、報告を受けた藩国である。歴戦の勇士が数多く所属することでも、名を知られた藩国であった。しかし、かの勇士を持ってしても敵は強大で、冬の京は一次接触戦闘で二人を失っていた。
 それゆえの、この沈黙である。
 え~藩国王城、国の運営を決める会議室は今、静かな緊張で満たされていた。建国以来、UNOだのオセロだの地鶏の追っ掛けだのをしてきた、陽気な――こいつらに国を任せて良いのかと本気で国民が心配するほどの――藩王とその側近たちは、皆、一様に口をつぐんでいる。
 特にショックを受けているのは、先述の二人である。
2007年01月09日 20:55
2
 その静寂を破り、藩王花井柾之は一つ息を吐いた。
「ポチ皇女から、火急の命が下った」
 その一言で、沈黙の色が変わる。哀しみの強かった全員の眼差しが、狼のそれに変わった。
 このままで済ませるものか。犬は狼であり、大神だ――そして狼は、群れで牙を剥く。
「我らは昼行灯だ。穏やかな日々に役立つ銃など無く、そしてそんなものの必要もない。だが、穏やかな日々を奪うモノがあるなら――
 戦場を無くすための力の一欠けとなろう。我らは正義の一端に」
 藩王の言葉に、全員がふと力を抜き、にやにやと笑った。元々、そう言い続けた藩王の下に集った一団である。躊躇う理由などどこにも無かったし、第一、こんな真面目な藩王を見ることなどなかったから、バカだなぁ、当たり前じゃないかと、笑った。
 しかしそれが、絶対の信頼と、承諾と、そして肯定だった。
 藩王は皆を見渡し、満足そうに一つ、頷く。それは王としての威厳を保ち、尊敬を集めるための鷹揚な物ではなく、むしろ、昔からの仲間に信頼の頷きを返す、そんな首肯。
「戦時動員の予算、及び燃料は、先日の冒険で賄えました。何とかなりますわ」
2007年01月09日 20:56
3
 吏族の榊が告げた。
 頷きを一つ返し、会議用の重厚な机に両手を突くと、藩王は勢い良く立ち上がる。
「ならば皆位置につけッ!
 朝倉、榊! 天領との連絡密に。出撃があるかも知れ……」
 ない、と続けて、ついと藩王が視線を向けた時には、吏族席二人分が空になっていた。会議資料も置きっぱなしである。
「え?」
 思わず呆けた声を上げる藩王花井。哀れになったのか、声をかけたのは摂政、関であった。付き合いの良さと城に詰めやすいというそれだけで摂政にされた彼であるが、え~藩国の謳う【真の昼行灯】であるということは間違いのない事実である。
「いえ、なんというか。確かに主上の格好良さにみんな喜んでましたし、士気も上がったんですけど。士気が上がりすぎたというか。皆、己の戦場に既に向かいました」
「うそ? てことは榊、言い逃げ?」
 藩王花井が周囲を見渡すと、既に会議室は己と関、大族であるどんぐりと阿木高、合わせて4人以外なく。
「大方、佐倉か山吹辺りがみんなを蹴っ飛ばしながら連れてったんだろ!」
 格好良く決めてたのに、と、少し泣きそうになりながら王が言うと、関は苦笑した。
2007年01月09日 20:57
4
「いえいえ。みんな自発的に、ですよ。主上の望む、真の昼行灯としてね」
 実際には、吏族は朝倉が榊を引っ張って行き、技族は『新I=D開発打診』の一文が資料にあったことに気付いた段階で、山吹、折口、深山、海清、揃って会議室を後にしていた。本当は関もその4人に続くはずだったのだが、摂政という立場上それをしなかったに過ぎない。文族はといえば、一柳と辻井は、冬の京と同時期にえ~藩国が行っていた冒険の報告書を恐ろしい速度で書き上げ提出窓口に叩き付けると、手が空いて暇だとぶつくさ言っていた佐倉を伴って、やはり己の持ち場に向かっていた。
 花井が残った二人を見る。どんぐりと阿木高の目に、青い炎が見えた。昼間も灯る、正義の灯。それは、早く仕事寄越せと言っている目でもあった。
 藩王花井はふっと笑った。とても満足だ。取り残されたことはまぁ、確かに気に入らないけれど、でも。
 ――これが俺の国で、俺の国民だ!
 胸を張って叫んでやりたい気分になって、藩王は、照れた。一人で照れている花井を、三人は奇異な目で見ていたのだけれど、彼はそれにも気付かなかった。
2007年01月09日 20:58
5
 一度咳払い。気を取り直し、緩んでしまう表情を引き締める。それでも緩んでしまうので、なんともふにゃふにゃの顔になってしまった。王犬アーサが馬鹿にしたように『わふん』と鳴いた。
 むっとアーサを睨み、そのおかげで完全に引き締まった凛々しい表情で、藩王花井は残った三人を見渡した。
「関、新I=D開発――と言ってもコンペだが、え~藩国技族の指揮を取れ。判断は任せる。文族は……奴らで勝手にやるだろうから良いな。吏族は天領から指示があるだろうから、こっちは帝國本陣からの指示待ちか……戦時徴収には参加できそうで助かった。
 大族、どんぐり、それから、阿木高」
 二人が息を飲み、じっと藩王を見つめている。ニッと笑って見せた。安心させるように、そして信頼を示すように。
「一般市民の避難誘導準備、及び食糧確保、任せる。手が空くようなら文族の手伝いを」
「らじゃっ!」
「了解です」
 更に二人に詳細な指示を飛ばし、花井は関を伴って会議室を後にする。後からアーサが駆けて来る。
 途中関がI=D開発方面へ別れ、そこからは、藩王と王犬、一人一匹のみ。小さな城の、広くはない通路を進む。
2007年01月09日 20:59
6(ラスト)
 己と、王犬のみになってから、花井は僅かに眉根を寄せた。アーサが心なしか不安げに王を見上げる。
 出来るなら、最後まで昼行灯でいたかったと、思う。みんなでUNOをやって、最弱佐倉を笑い飛ばして、やたら勝ち続ける一柳に恨み言を吐いて。一方で、オセロで俺最強なんて騒いだりして。そんな日々を、続けていたかったと、思う。
 それが崩された。ある種の予定調和のように。
 ――なら、取り返すだけだ。昼行灯が、「役立たずの昼行灯」でいられる場所を。
 目指すは藩王の王座。あらゆる報告、あらゆる連絡、あらゆる陳情が、日々山積する王の戦場である。
 藩王が顔を挙げ、力強く一歩踏み出すと、隣でアーサが満足そうに
「わん!」
 と鳴いた。
nt@辻井つなみ
2007年01月09日 22:17

○参加冒険: №2:伝説のケーキ作り
参加国民:
○山吹 弓美:北国人+犬士+歩兵
○阿木高 麻緒:北国人+犬士+歩兵

/*/

君は知っているか。
え~藩国に伝わる伝説を!
君は知っているか。
伝説の地鶏ケーキを!!
この物語は、お菓子作りを国是とするえ~藩国国民の血と汗と涙と食い意地をかけた物語である!!!

/*/

昼間

「あのぅ」
「何かな、麻緒さん」

寒そうな外の景色を窓越しに見ていた阿木高麻緒(あきたか まお)は、机の上に突っ伏して顔も上げないまま呟いた。
その呟きに律儀に答える山吹弓美(やまぶき ゆみ)。
なんとなく、間に落ちる沈黙。

え~藩国~、ふぁいっおー、ふぁいっおー、ふぁいっおー・・犬敵ひっさーつ・・・

二人の居る部屋の外を、彼女らと同じ軍服を着た犬耳歩兵一個小隊が掛け声をかけながら走っていく。今日は夜戦訓練の日で朝からずっと走り続けている。

「この藩国なのですけど、娯楽に乏しいと思うのですよ」
「まぁ、そうだね。支度金として本国から頂いた分だけじゃこの先不安だし」
nt@辻井つなみ
2007年01月09日 22:19

窓の外では、遅刻して来たらしい犬耳歩兵が謝りながらランニング集団にダッシュしていく。
突然伏していた頭と耳を起こし、それと尻尾をぶんぶん振って山吹に急接近する阿木高。

「はい、とゆーことでっ!お菓子の国といえばえ~藩国!と言う不動の立場を確立するためにですね、伝説にあるすごいお菓子を一発どどーんと作って大々的に宣伝してえ~藩国サイコーとっ!」
「伝説のお菓子?そんなものうちの国にあったんだ・・」
「あったのですよ、今日の新聞に載ってたのですよこの記事にほらここの囲み記事に材料と作り方と好きな人へ渡すときのシチュエーションが」
「・・・」
「是非、協力して下さいなのですよ弓美さんっ!目指すは伝説のケーキなのですよ、えいえいおー!」
「お、おー・・・」

燃える瞳に成功の確信を宿した阿木高は、山吹の手をがっちり握り締めて仲間の誓いを確かなものとしたのだった。
窓の外では遅刻してきたらしい犬耳歩兵が、別の犬耳歩兵からアクスボンバーを食らって吹っ飛ばされる。転がる転がる転がる木に激突追い討ち追い討ち。
nt@辻井つなみ
2007年01月09日 22:22

吹っ飛ばされていく犬耳歩兵を横目に、二人の犬耳歩兵の後頭部には大きな汗マークが張り付いていた。

/*/

ケーキ。一般的なケーキと言うと、スポンジケーキにクリームを塗り果物などをトッピングしたものが思い浮かぶ。甘いクリームに苺の酸っぱさ。ほんのりビターなチョコレート。クッキーの土台の上にクリームチーズ。お年寄りだけじゃなく若者にも人気の抹茶フレーバー。

「そうだよね、美味しいよねケーキ」
「なのですよー♪」
「じゃあ私たちの目の前にある、コレは何なんだーーー!!」

すぱーん!
手近にあったヘラで阿木高の後頭部を張り飛ばす山吹。
厨房の中を派手に転がってケーキの型の山に頭から突っ込むが、元気に跳ね上がってくる。

「いったー、何をするのですかとー?」
「うるさいよっ、私たちはケーキ作ってたんじゃないの!?どうして地鶏型になるわけ!?」
「やー、ビックリですねあっはっはー☆」
「あっはっはーじゃないよ、確かに手羽先を作る時点で何か変だなーとは思ったけどっ!?」

すぱぱーん!!

「そこまで作っといて気付かないのもどうかとー」
nt@辻井つなみ
2007年01月09日 22:25

「OKOK,私も現実を受け入れましょ、もうどの辺が伝説だか分かんないけど・・ケーキって言うからには食べられるのよね?」
「オフコース♪もちろん食べられるのですよ。いやいや、福翠地鶏の卵をふんだんに使ってあるので、味の方は保障済みなのですっ!」
「この季節の福翠地鶏から?何て無謀な・・ところで麻緒ちゃん、目測だけどこのケーキ5mはあるよね」
「こちらにハシゴがあるので、私は頭からお先に試食してみるのですよとって・・・ほえ?」

ハシゴに手をかけた阿木高の犬耳が、何かの気配を察知したのかぴくりと動く。二人は揃って厨房の外を見ると、巨大な土煙と地響きが近づいていた。

ずどどどどどどどどどどどどどどどどどど・・・
nt@辻井つなみ
2007年01月09日 22:27
5:多いなぁ
「じ、地鶏なのですよっ、福翠地鶏の鶏群がえーと・・・一個大隊はいるのですよっ!」
「ちょっと、まっすぐこっちに向かってきてる!?」
「はうあっ、あのひときわ大きくて片目が潰れた地鶏はあの時のっ!?たかだか100個や200個の卵で復讐しに来るとは何て心の狭いっ!トサカですか、トサカに来ているのですねっ!」
「ちょ、何この展開」
「うわー、来たーーーー!!」

         衝 撃


         爆 発


    厨  房  大  崩  壊


一気に厨房へ突入してきた地鶏は阿木高と山吹ほか全てを蹂躙する。
片目の潰れたボス級地鶏は伝説ケーキによじ登ると、背中に足をかけて羽を広げると高らかに嘶いた。
なんと、地鶏たちがケーキの中に潜っていく!目の部分に光が灯る!足がゆっくりと動きだし、一歩、そして二歩と地面を踏みしめる。
地鶏の詰まった地鶏型ケーキはガレキの山となった厨房を飛び出し、まるで飛ぶように駆けていった。
地鶏の足跡だらけで倒れた二人を残して。
nt@辻井つなみ
2007年01月09日 22:29
6:らすとー、おわたーヽ(´▽`)ノ

/*/

「あーもしもし、こちら観測班A。目標発見、確かに地鶏型のケーキが走ってます」
「私もう帰っていいかな」
「こちら観測班B、走るケーキ、街道を北上中です」
「被害は?」
「家屋が一棟全壊、訓練兵が2名軽傷の他はありません」
「そう、じゃあ主上に同様の報告をしてくれる?」
「こちら観測班A、主上は子供達と一緒になってケーキを追いかけてます。すごい楽しそうですがどうしましょう?」
「連れ戻しなさい」
「了解」

/*/

え~藩国にまた一つ伝説が加わった。
地鶏ケーキ、その名が世界に広まるかどうか、今はまだ分からない。


○冒険結果: 中間判定 :得たお宝: C 8娯楽2万t :ユニークな結果:なし
コメント:走って逃げるケーキが出来ました。まあ誰も食べれないでしょうが、話のネタにはなりました。
robin
2007年01月09日 22:33
やっとできた・・・クォリティは保証しませんです、ハイ。
1
○参加冒険: №44:失われた黄金探し
○花井柾之:12200:北国人+パイロット+整備士

/*/

山間にある飛行場で軽く訓練と機体のメンテナンスをした帰り道、え~藩国の王・花井柾之は王犬アーサを追いかけて、王城の裏手にある山の中を走っていた。
「おーい、城の近道はこっちだぞー。・・・しょうがないなぁ」
花井は整備道具が入った鞄を肩にかけなおし、アーサが分け入った獣道を進んだ。わふわふ吼えるアーサを見つけると、そこにあったのは人が屈んで入れる位の穴。
「洞窟か?こんなところにあったんだな」
鞄から懐中電灯を取り出して、穴の中を覗いてみた。どうやら奥は天井が高く、かなりの距離があるようだ。
時計を見て、少しだけ考える。時間はたっぷり、服も今はツナギだから汚れてもOK。そして生来のノリの良さが彼の好奇心を後押しした。
「ようしアーサ、探険だ!」

robin
2007年01月09日 22:41
2
洞窟内を進むこと十数分、花井は景色の変貌に息を呑んだ。
石でできた丈夫な柱が連なり、地面にも薄く切られた石がタイルのように並べられていた。所々で台座のようなものや石像と思われる構造物が壊れていたが、鉄板を組み合わせたような巨大な像など、保存状態の良いものもいくつかあった。
「すごいな、ここ。古代の遺跡とかなのか?」
今度大規模に探検隊を結成して来ようなどと考えながら、更に奥へ進む。すると、壁際で何かが懐中電灯の明かりに反射して黄色く光った。慎重に近寄ってみる。それは壊れた壺からこぼれ出た金貨だった。
「すげぇ!お宝発見だ~!」
アーサと喜びを分かち合う花井。どうやって持ち帰ろうか考えて、彼は鞄から整備用の工具を全部出し、そこに金貨を詰め込んだ。工具はベルトにつけたパーツポケットに入るだけ持って、残りはここに捨てていこうと決めた。
随分重くなった鞄をよっこらせと担いだところで、アーサが突然吼え始めた。
「どうしたアーサ?」
robin
2007年01月09日 22:42
3
アーサの視線を追う。大きな影が、すぐ後ろまで迫っていた。赤い単眼が光っている。
花井はとっさにアーサを抱き、重さでジャンプできなかったため地面を転がった。直後に振り下ろされる大きな拳。先程見た、鉄の像だった。宝を取られて襲い掛かるあたり、さしずめ遺跡を守るゴーレムと言ったところだろうか。
続く2撃目も転がって回避した。しかしすぐ横には柱と壁。追い詰められてしまっていた。
間髪入れずに3撃目が振り下ろされる。その腕を見ながら、花井はみんなすまん、とつぶやいた。
まさにその時。
茶色い影が、ゴーレムの拳を手首からもぎ取った。バランスを崩すゴーレム。何が起こったか把握できないまま、花井は広い場所まで走り、アーサと荷物を降ろした。それから自分とアーサを救った影の正体を見て、絶句した。
それは1羽の鶏だった。茶色い羽根の色、真っ赤な鶏冠に鋭い眼。その姿はこの国で『福翠地鶏』と呼ばれるそれと同じだった。
「人間と犬か・・・」
更なる衝撃が花井を襲う。地鶏が、人間の言葉を喋っている。
robin
2007年01月09日 22:43
4
「い、今のはお前がやったのか?」
「ヒヨッコは黙ってな」
「なっ・・・」
「俺たち福翠地鶏は、トサカの生えていないやつを一人前とは認めねぇ」
そう言い放つと、地鶏は再びゴーレムへ突進した。大きな衝撃音、後ろに反り返るゴーレムの体。
花井はぐるぐるしていた。あの地鶏は何なんだ?ありゃきっとこの辺の地鶏を束ねる長だな。人語を話すから、きっとあれは神族だ。HBペンギンみたいな。そうだ地鶏の神様に違いない。
「何をしている人間、早く逃げろ!」
地鶏の言葉にはっと我にかえった花井。今自分にできることを考える。
腰のパーツポケットに手を入れた。
「地鶏の神よ、俺も戦うぞ」
神、と呼ばれて、地鶏は小首を傾げた。だが、すぐに気にするのを止めたようだった。
「ヒヨッコのくせに戦えるのか、人間」
「人間じゃない。それにヒヨッコでもない。俺は花井柾之、この国の藩王だっ!」
地鶏に向けて、ぐっと拳を突き出す。マイナスドライバーが握られていた。その心意気を買ったのか、地鶏はこくりと小さく頷いて言った。
robin
2007年01月09日 22:44
5
「ならば花井柾之よ。俺は今から奴の脚を叩く。お前は頭にトドメを。赤い眼を狙え」
弾丸のように、ゴーレムの足元に地鶏が飛び込む。ガキン、と音を立てて、鉄の膝が崩れた。
それを受けて花井は跳躍し、ゴーレムの頭頂部まで登った。
「うぉおおおおっ!」
渾身の力を込めて、両手で掴んだドライバーを深く、深く突き刺す。
赤い単眼が、光を失った。
「上出来だ、藩王・花井」
地鶏の声に辺りを見回す。だが、もう何処かへ行ってしまったのか、見つけることはできなかった。
ゴーレムが崩れ始める。花井は慌てて飛び降りると、そのまま彼の王犬の元へ駆け出した。
「アーサ!」
ずっしり重い鞄と一緒にアーサを抱きかかえ、光を目指して走り続ける。やっと外へ出てきたところで花井は振り返って洞窟の奥を見た。赤い光はもう見えない。ふう、と大きな安堵のため息が漏れた。どっかとその場に腰を下ろす。見上げた空は朱に染まり始めていた。
「うわやばい、アーサ、お宝持って早く戻ろう」
傍らの王犬はわふん、と元気に返事をした。
robin
2007年01月09日 22:46
6 これで終わりです
「しかしすごかったな、地鶏の神・・・」
花井は城に戻ったら皆に金貨を見せて、地鶏神の話もしようと決めた。きっと驚いて俺の話に聞き入るだろう。丁度同じ頃、城では重臣達が戻らぬ主を心配し、地獄クッキーやゴージャスハリセンの用意をして帰りを待っているとも知らずに・・・。

/*/

○冒険結果: 成功 :得たお宝: F 20資金4億 :ユニークな結果:なし
コメント:遺跡から強奪に成功しました。
robin
2007年01月11日 22:57
勢いで書いた藩国CMです。
15秒のコマーシャルで脳内再生をおねがいします(ぇ

ぽーん【わんわん帝國 え~藩国国民募集CM】

真新しい宮廷服を着た若者達が並んで椅子に座っている。
わんわん帝國の青い旗を背に、演壇で摂政:関 朝戸の訓辞。
「まずはこの国に慣れる事、アイドレスのなんたるかを知ることが第一です。が、いずれはえ~藩国の為、私達と共にその力を発揮してください」
突然、一人の青年が席を立ち、関に向かって叫ぶ。
「やりますよ、俺。何かしたくてたまんなくなって、ココにきたんすから!
虚を突かれて呆然とする関。青年の行動に周囲が騒がしくなる。止めろよ、席に着きなさい、と彼を諌める者も。
「落ち着け、新人」
その場に静寂を取り戻させる、張りのある声が響く。声の主を見る青年。それは演壇の脇に置かれた玉座に座る藩王。
「だが元気があるのは良いことだ。期待してるぞ」
王の言葉に同調し、優しい眼差しで青年を見る重臣達。
「は、はいっ!」
青年は頬を高潮させ、大きな返事。

―”わかば”はじめました。え~藩国は初心者さんを歓迎します―
robin
2007年01月11日 22:58
藩国CM第2弾です

ぽーん【わんわん帝國 え~藩国国民募集CM】その2

整備工場のハンガー。I=Dの整備をする整備士たち。
恐る恐るデッキからI=Dの肩に移ろうとする新入りの若い女性。足を滑らせ、慌ててデッキの柵にしがみつく。
「おーい、落ちるなよー、新人ー」
油染みがついたツナギを着た、技族の折口が声をかける。
恐縮して小さくなる新人。しょうがないなぁ、と笑う折口。
場面は変わって夜の設計室。
コンコンと扉をノックして開ける新入りの女性。
「失礼しまーす。先輩、2番機の調整、終わりました・・・って、あれ?」
一人で仕事をしていた折口は、机に伏せて眠っている。
ちょっと動揺する新入り。仮眠室の毛布を持ってきて折口にかけ、机の上にクッキーが入った小袋をそっと置く。

―”わかば”はじめました。え~藩国は初心者さんを歓迎します―
robin
2007年01月12日 20:51
CM第3弾です。

ぽーん【わんわん帝國 え~藩国国民募集CM】その3

王城の見学に来た女子学生のグループ。軍の制服を着た女性の犬士と廊下ですれ違う。お互いに会釈。
「いいなぁ、あの耳と尻尾。私も犬士になりたーい」
「でも犬士になったら戦争に行くんでしょ?私は吏族がいいな」
「ねぇ、今の子さ、歳、うちらと同じくらいじゃなかった?」
「えー?下っぽく見えたけど」
「背、小さかったもんね。制服の袖も長かったし」

場面は変わって、裏庭を散歩する女子学生達。城と政庁を繋ぐ渡り廊下で、先程の犬士が転ぶのを目撃。両手で抱えてた文書が散らばる。
「見て見て、さっきの子よ」
「耳がシュンとなってるわ。犬士って感情判りやすいのね」
その中の1人、うっとりと一柳を見つめ、
「・・・かわいいわぁ(はぁと ”お姉さま”って呼ばせたい」
「でたよ、女子校の悪いビョーキ」
あきれる他の少女達。そこに遅れてきた少女が合流する。
「あれ?一柳先輩だ」
「えっ、先輩?!
「うん、うちの兄貴と同期」

―”わかば”はじめました。え~藩国では萌えの差別はありません―
ふくすい@I=D工場提出
2007年01月13日 02:26
え~藩の工場は、それほどに大きいわけではない。
というより他の大国に比べれば、その規模は小さいとも言えるだろう。
しかしながら、その生産力が他国劣ると評価される事はない。
はて。一体。
今回は、その生産力とそれを支える工場で働く国民について説明しよう。

首都を西に数キロにある、工場地域。
そこに、え~藩国のアイドレス工場はある。
来るべき時のために建設されていたこの工場は、藩国がごたごたで移動して、新しくこっちに建設してからというもの一度も稼動していなかったのだが、この度の戦闘動員法によるI=Dの大量生産の必要性から、工場の重い扉が開かれた。
最も、この背景に、テストもままならない内にI=Dを量産し出すという、何とも危なっかしい(むしろ無謀な)急ぎの事情があったので、生産可能になる設備が調うとすぐに稼動するように事が運ばれた事は言うまでもない。
何と言うか、まぁ、ぽち姫にとことん弱い、良く言えばノリのいい、悪く言えば頭の悪い、そんなわんわん帝國ならではであった。
ふくすい@I=D工場その2
2007年01月13日 02:28
工場内部は、その小さめな規模の工場を存分に使えるよう、綿密に設計されている。
最小で最大を動かすのがコンセプトだ。

例えば、ラインによって運ばれている部品の数々。
ただの流れ作業と思うなかれ。あなどってはいけない。
我が藩の英知と技術の結晶、人の手など全く必要としない……はず。
ごめん早くも嘘ついた。ただの流れ作業です。

実際の話、当初の設計図の段階では本当に綿密に設計されており、多くの機械やロボットが入る予定だったのであるが、それが揃わない内に「時間はいくらあっても足りない!機械がない分は、流れ作業で俺達が組み立てる!」とか言い出した我がえ~藩の国民、本当にそれを実行に移したのだからさぁ大変。
何が大変って、実行に移した彼らが一番大変なのは言うまでもない。
機械がやるところを手作業でやるのだ。労力がかからないわけがない。
その分技術が磨かれ、後に機械が入ってからはスピードが上がり、作業も正確になったのだが、そんなものは言わば苦労のおまけである。
何と言うか、彼らはバカであったということだろう。
ふくすい@I=D工場その3
2007年01月13日 02:29
確かに、藩国としては支払う給料は変わらない上に予定を前倒ししての早いスタート、良い事尽くめなのは事実。
特に断る理由もないので、現在も100%設備が揃っているわけではないが、調達でき次第投入、ということで、普通に運営している。ちなみに、手作業なので、何気に品質はかなり良い。
ぽち姫の人徳も、悪い方にも転ぶが良い方にも転ぶという、典型的な話である。

さて、これからはそんなバカのような国民へスポットをあてて話を進めていくとしよう。
さっきからくどいように言っているが、ここの国民、伊達に「昼行灯」などと掲げているわけではなく、立派にのほほんさらにバカ、これはどこのわんわん帝國の者でも言えそうだが、要するに頭がすこぶる弱い。
ふくすい@I=D工場その4
2007年01月13日 02:29
どれほど弱いかと言うと、ぽち姫が何とかかんとかと言って涙していた、という噂を聞いた次の日には行動を起こし、さらにI=Dの設計図が出来たという知らせが夜に伝わると次の朝には寝袋持って工場に集合し、さらにその日の内に明日からの作業の全工程を、設計図の隅々まで読みまくってパーツ一つの組み立て漏れがないように、何度も何度も寝ずにチェックして組み立て、2時間寝て、その後からはもう量産に入っていたくらいである。
かなり究極だった。半端ななく頭が悪い。
「お前らちょっと休め」と、めずらしく常識のある人(藩王)に忠告されたら猛抗議し、実はきちっと睡眠をとっているという一日の綿密なスケージュール表と、食事の材料とカロリー計算までしている食事に関する書類を提出する始末。予期していたのか、怖いほど準備万端だった。
その書類の最後には、、“ぽち姫のため、敵を倒すため、我々が倒れるわけにはいきませんから”という一文があり、藩王は嘆息。
最早自分の事など考えてない事が見え見えである。というか、注意された理由を何か勘違いしていた。
ふくすい@I=D工場その5
2007年01月13日 02:30
これに呆れ果てた藩王は、書類に全て投げやりにサインすることになる。
しかしこのお陰で、予定前倒しでの作業開始が実現出来たと言ってもいい。
何とまぁ、この国民達、やたらと頭が良いように見えるバカだろう。仕組んでいると考えた方がよっぽど救われるというものだった。

国民達、勿論、作業が始まってこの方、手を抜いたことなどない。
異様に熱心である。いつもの、のほほんという国民の空気はどこへやら、かなり真剣。
栄養と睡眠を、本当にギリギリで管理している彼らが運営する工場は、24時間フル稼働だ。
人数と時間と物量が許す限りの生産を行うこの工場、生産した後のアフターケアもばっちりである。
パイロットの元に直通で届け、有無を言わさずに説明と解説。
作った者が一番理解しているという点では理に適っているやりかただが、働きすぎもここに極まるというもの。若干パイロットに迷惑なのは言うまでもないだろう。

まぁ、とにもかくにも、国民の頭の悪さは置いといて、その生産力と国民の努力は驚くべきものである。
ふくすい@I=D工場その6
2007年01月13日 02:31
だがしかし、実際のところ、突き詰めていくと、何のことは無い。
つまるところ、ここの国民はバカで、頭が悪くて、ぽち姫を愛していた、ただそれだけである。
それだけで、人間はここまで出来るのだ。
それだけで、人数も規模もカバーするのだ。
それだけで、何もかもの制約を超えて、全てを圧倒するのだ。

人間とは本当に恐るべき生き物だ、としか言いようが無い。
それを痛感させるのが、この国の工場。
他国に負けない生産というのも頷けるというものである。



(その1とその2の間は一行スペースを入れてくれると助かります。他は詰めて頂いて結構です)
robin
2007年01月13日 04:08
食糧生産地:分担作業(小麦)分717字です。
1/2
我がえ~藩国では、小麦の栽培が盛んである。その作付面積は、数ある栽培作物の中で最も広い。藩国の西部から北部方面にかけては、どこまでも続く小麦の畑を見ることができる。
栽培されている小麦は秋まきの小麦で、若芽の状態で雪に埋もれて冬を越し、春に雪が解けるとまた成長し始める。畑が黄金色に色づき、収穫の時期を迎えるのは夏である。
収穫は、広大な面積をもつ農家では、農業機械を用いて一気に刈り取るのが一般的だ。自費で機械を所持している農家もあれば、数件の農家で機械を共同で購入し、交代で利用しているケースもある。一方、小さな畑で細々と経営しているという農家もまだまだ多い。そういった農家では、鎌を使った人海戦術での刈り取りが行われており、休日に子供も含めた家族総出で収穫、という光景がよく見られる。
このようにして収穫された小麦は、脱穀されて麦わらとモミに分けられる。麦わらは処分せずに大きなロールにし、酪農家によって堆肥と交換される。麦わらは、牛舎での寝わら等に用いられている。
robin
2007年01月13日 04:09
2/2
モミは藩国内に数箇所あるカントリーエレベーターに集められる。カントリーエレベーターは、品質を落とさずにモミを貯蔵するための施設であり、同時に小麦粉を出荷するための設備も備わっている。カントリーエレベーターに集まったモミは、まず脱穀の際に出たゴミを仕分けされる。次に大型の乾燥機に入れられ水分を飛ばし、巨大なサイロの中で長期間保管されることになる。出荷をする際には、製粉施設で小麦粉となり、袋に詰められて市場などに出荷される。出荷された小麦粉はパンや麺類、あるいは我が国の誇るケーキを始めとする菓子類に加工されて、国民の主食、またはおいしいおやつとして消費されるのである。
robin
2007年01月13日 04:12
食糧生産地:小麦のみ2000字です。
今数えなおしたら1800強しかない・・・。でももう私限界です(笑)
1/5
こんにちは、文族の一柳鈴子です。我が国の食糧生産地として、小麦畑を紹介させていただきます。
ご存知のように我がえ~藩国は、おいしいパンやお菓子に力いっぱいの愛情を注ぐ『スイーツの国』であり、その食材となる小麦粉の原料、すなわち小麦の栽培がとても盛んです。その作付面積は、国内で栽培されている作物の中でも最も広いものとなっています。藩国の西部から北部方面に行かれると、どこまでも続く小麦の畑を見ることができるかと思います。
え~藩国で栽培されている小麦は秋まきの小麦で、若芽の状態で雪に埋もれて冬を越し、春に雪が解けるとまた成長し始めます。畑が黄金色に色づいて、収穫の時期を迎えるのは夏の始めになりますね。小麦畑の黄色と、遠くの山々の緑とのコントラストはなかなか美しいものですよ。どっかで見たアニメのように、金色の絨毯に寝転がってみるのもステキかもしれませんね。まず間違いなく、農家の方に怒られると思いますが。


robin
2007年01月13日 04:13
2/5
小麦の収穫は、広大な面積の畑をもつ農家ですと、農業機械を用いて数日で一気に刈り取ってしまうのが一般的です。人間の手だけでは何ヶ月かかるかわかりませんからね。それに畑と畑の間に農道が走っているので、やれトラクターだ軽トラだと、農業用の車両や機械が頻繁に行き来します。自費で機械を所持しているリッチな農家もあれば、数件の農家で機械を共同で購入し、交代で利用しているケースもあります。
一方で、小さな畑で細々と経営していらっしゃるという農家もまだまだ多いのです。そういった農家では、機械を使わず、手に鎌を持って人海戦術で刈り取りを行っていて、休日に家族総出で収穫、という光景もよく見られます。子供たちまで刈り取りのお手伝いをして、鎌を持ったり、小麦の束を運んだり、時には遊びだしたり、いたずらしたり、サボったり。非常にほほえましいものです。
robin
2007年01月13日 04:14
3/5
さて、このようにして収穫された小麦は、脱穀されて麦わらとモミとに分けられます。麦わらは処分することなく大きなロールにして、酪農を営む方々に堆肥と交換してもらいます。交換された麦わらは、牛舎での寝わら等で大量に用いられていますよね。モミのほうはと言うと、藩国内に数箇所あるカントリーエレベーターという施設に集められます。
カントリーエレベーターとは、品質を落とさずにモミを貯蔵するための施設であると同時に、小麦粉を出荷するための設備も備わっている建物です。倉庫と工場が一緒になったような施設なんだとお考えください。国民の食を担う重要施設ですから、内部はもちろんオートメーション化され、徹底的な管理がされています。
国の各地からカントリーエレベーターに集められたモミは、まず脱穀の際に出たゴミを仕分けする装置にかけられます。次に大型の乾燥機に入れられ水分を飛ばし、巨大なサイロの中で長期間保管されることになるのです。施設内では、モミはベルトコンベアーか昇降機を使って運搬されます。人は離れた場所から機械を操作したり監視するだけです。
robin
2007年01月13日 04:15
4/5(分母多かった(汗 これで終わりです)

ないこと、カビなどの微生物の繁殖や害虫の発生が防げることなどが挙げられます。
出荷をする際には、製粉施設で小麦粉となり、袋に詰められて、街の地下に設置された備蓄庫に納められたり、王城に納めて軍の兵糧として利用されたり、市場などに出荷されます。製粉で出たモミガラは、肥料に混ぜて再利用されたりもしています
。出荷された小麦粉はパンや麺類になり、あるいは我が国の誇るケーキを始めとするさまざまなお菓子類に姿を変えて、国民の主食、またはおいしいおやつとして、日々消費されているのです。
透@食料鶏班
2007年01月13日 11:18
食料生産鶏編 改行込み821字
1
福翠の卵――え~藩国の特産品にして、伝説の逸品。針葉樹林から山間部周辺に生息する野生の鶏、福翠地鶏から採取され、品質、栄養価の高いことで知られる。しかし、野生の鶏から採取するという特性上、数は限られ、また、福翠地鶏が『最強』とまで謳われる鶏であるため、採取そのものに困難を要する。
かといって諦めるには、福翠の卵のもたらす効能は魅力的に過ぎた。
そのため考案されたのが、養鶏である。普通の卵鶏ではなく、本来野生であるところの福翠地鶏を養鶏しようという試みだ。
実際これは成功し、本来の福翠の卵よりも安価に、そして安定した供給を行うことが可能になった。
しかし、やはり養鶏は養鶏。野生の福翠地鶏から採取される卵よりは栄養価も味も劣ったため、本来の『福翠の卵』ではなく、翠を酔として『福酔の卵』と言って区別されている。
透@食料鶏班
2007年01月13日 11:19
2
では、この『福酔の卵』養鶏風景を紹介しよう。
栄養価や運動量の観点から、藩国東部の牧草地の一部を用いての放し飼いが基本である。家畜にされたとはいえ、最強の名を冠する鶏。放し飼いの所為もあるのか、その性格は野生のままである。
そのため、採卵には細心の注意を要し、少しでも気を緩めれば、福翠地鶏に襲われる結果となってしまう。採卵担当は己の仕事に誇りと自信を持ってはいるが、やはり襲われたその日は挫けそうになるという。それでも彼らのがんばりにより、日々、『福酔の卵』は届けられるのである。
間違わないで欲しいのが、卵をすべて回収しているわけではないという点だ。正確には、襲われるから全部を回収できない、というのが正しいのだが。野生地鶏の福翠の卵にしろ、養鶏された福酔の卵にしろ、どちらも雄雌共同生活のため、基本的に有精卵である。そのため、福酔の卵の採取されなかった分は、そのまま雌鳥の懐に抱かれ、雛になり、やがて次の鶏となるのである。
透@食料鶏班
2007年01月13日 11:20
3 ラストです
採卵後、卵は放し飼いエリアの側に建てられている倉庫兼検査所に持ち込まれる。大きさ、重さなどを分類し、パッキング。基本的に採卵日=出荷日なので、倉庫に在庫は殆どないと言って良い。それでもその日の出荷に間に合わなかった、夕方に採卵された分などは、翌朝まで冷蔵庫で保管され、翌朝一番に出荷される。

こうして、『福酔の卵』は、安定して市場に供給され、え~藩国内で、パンやお菓子に加工されるのである。
透@食糧増産用
2007年01月13日 14:29
1 食糧増産用SSです。食料生産地用とは別。

「ぎぃやあああああああッ」
響く悲鳴。轟く羽音。
ばっさばっさ。どかっばきめきっごすッ……

* 福翠地鶏養鶏組合 作業日報 *

天気 雲はあれども晴れ

特記事項
帝國より食糧増産命令下る。伴い藩国内でも増産体勢。
採卵人員を戦時配置に移行。
怪我人1名。軽傷。

/ * /
透@食糧増産用
2007年01月13日 14:30

怪我人。病院での証言。
「いえ。僕の不注意なんです。ええ。
だってそうでしょう? 養鶏種とはいえ、福翠地鶏の採卵係なんですから、危険なのは当然なんですよ。
僕ですか? 実は僕、今回が初めての採卵担当でして、勝手が解らなかったってのは確かですけどね。
戦時体制だって言うじゃないですか。だからちょっといいとこ見せたいなって思うでしょ? 思うだろ? なぁ?!
あ……ああ、すみません取り乱しました。
じゃあ状況をお話します。そっちがメインでしたよね?

えーっと。
天気は晴れてました。快晴ではないんですけど、よくある青空ってやつです。少し雲があるけど晴れてるっていう。
で、食糧増産命令があって、僕も始めて実地での採卵を行うことになりました。こんなことがなければ、僕の採卵デビューはもっと先だったかなと思うので、その点は嬉しかったりしますけど。
僕が担当したのは、比較的年若い地鶏のエリアでした。養鶏所で生まれ育った世代ですから、野生のものよりは性格が丸いと聞いていて、安心してました。普通の鶏くらいだろうって。
それが甘かったんですね。
透@食料増産用
2007年01月13日 14:31

始めは順調でしたよ。地鶏はみんな日向ぼっこしてうとうとしているような状況でしたから。
僕は集めた卵を入れる籠を持って、放し飼いエリアを駆け回ってました。駆け回るって言っても走り回って、ってワケじゃないですよ? 深い雑草の間に産んであることもありますから、慎重に、足元を確認しながらです。
そうして、20個位集めたころかなぁ。
――俺っていけるんじゃね?
と思っちゃったんですよ。
担当区域によるんでしょうけど、採卵係の中では、初仕事では30越えは無理って言われてるんです。30行く前に、地鶏に襲われて逃げるか、採卵時間を過ぎてしまうとか、そういう理由で。
だから、僕としては凄い快挙だと思ったんですよ。だってそうでしょう? あと10個で無理って言われてる初仕事30越えができるんですから!
そんなわけで、僕は俄然やる気を出しまして。つまり、舞い上がってたんですね。俺なら出来るって。
ですから、僕はもう凄い張り切っちゃいまして。情けない話ですけど。
今までよりずっと――それこそ、眼を皿のようにして探しましたよ。
2007年01月13日 14:31

放し飼いでしょう? 何処に卵が在るか解らないじゃないですか。だから、一度見回ったところももう一回。こう、両膝ついて、両手で探る感じで。
知ってます? 産み立ての卵ってあったかいんですよすっごく。だから、熱源も探す感じですね。
そうこうするうちに、時間が近付いて、もう一度数えてみたら25でしょう? 本気を出してからのほうが少ないなんて、僕としてはショックでしたね。まぁ、それまで何人かで採卵を続けていたんで、当たり前といえば当たり前なんですけど、それでも、そのときはほら、舞い上がってましたから、
『俺がこれだけやってるのになんでだーっ!』
って、かっと頭に血が上っちゃったんですね。その上、残り時間は僅かでしょう? もう、眼がグルグルですよ。帝國風に言えばがるるる、って感じで。
それからはもう、先輩の静止も聞かずに、乱暴に探しましたね。あと5個なんですもん。

それが、いけなかったんですけどね。
先輩方は悪くないんです。何度も止めて下さいましたし。やめろ、そんなことをするな、地鶏を怒らせたいのか、って。
2007年01月13日 14:31

でもほら、僕は、養鶏所生まれの地鶏だから、普通の鶏程度だろうって最初から甘く見てたわけじゃないですか、そんな先輩の言葉なんか怖くなかったんです。僕に記録破られるのが嫌なんだろうなって。ヤなヤツですよね、僕。
それで、最後の手段だーって、地鶏の群れの方へ行ったんです。群れてればいくつか卵があるのは明白だし、今産まれたものがあるかもしれないって。
突撃しましたよ。
そしたら、もう、ひどいでしょう? この有様です。
うとうとしているところを邪魔されたからなんでしょうけど、僕を眼に留めた途端、奴らの……地鶏の目の色が変わりましたね。アレは獲物を駆るハンターの目です。思い出すだけでも……
具体的に、ですか? そうですね、後々の新人のためですもんね。すみません少しくじけそうで泣きそうです。

えー……群れはそうですね、10羽くらいいたでしょうか。そこへ歩み寄りました。はなッから舐めてかかってるので、足音を消すとかしません。どかどか近付いていったんです。もう急いで回収したかったので。
2007年01月13日 14:32

そしたら、その中で一番年若そうなヤツが、僕の方へ急に飛び上がったんですよ!
慌ててしゃがみ込みましたけど、そしたら帽子が飛んじゃって。地面に落ちたらそれを鶏が突っつきまわすんです。拾えるわけがないじゃないですか。先制攻撃でこっちはもうひるみまくりですよ!
で、腰が引けてるところに第二波、第三波の過剰攻撃です。軍の演習チラッと見たことありますけど、ソレよりひどいんじゃないかと思いました。鶏の癖になんでこんなに統率の取れた軍隊みたいな動きしやがるんだッ!
い……いつか八つ裂きにして焼き鳥にしてやる。食いちぎってやる。ふーっふーっがるるーっ!」
被害者、目をぐるぐるにして騒ぎ出す。
聴取中断。
ナースコール。駆けつけるナースと医師。
怪我自体は全治一週間なのに、彼が2週間入院することになったのはこういう事情。
まお@1/5
2007年01月13日 23:22
初心者から見た【電網適応アイドレス】

1.電網適応アイドレスってなに?
 よく判りません。おおまかに「どこかの国のひとりとなって発生する騒動を皆で妄想する遊び」という認識です。

2.参加するにはどうしたらいいの?
 ぜんっぜん判りませんでした。私の場合は誘ってくれた人がいたので多分にすんなり参加できたほうでしょうけど… とりあえずまずは「なんとか参加国を見つけて仲間に入れてと意思表示する」ことだと思いました。どこに意思表明するかも判らなかったらどこでもいいから書き込めそうなとこにドンでもよいかなーなんて。まずは勇気。

 参加する国を見つけるのは… 厳しい意見かもですけどそれを自力でやれる人でないと参加するのは辛いと思うのですよ。あ、えっと「自力で」というのは全て自分で見つけるじゃなくても、どこかで質問して教えてもらうという手段もありですよ? そうやって人に聞ける勇気と応用力も「自力」だと思います。
まお@2/5
2007年01月13日 23:23
3.なにをする遊びなの?
 参加国の王様とか偉い人から色々指示されるようですけど… 基本的には「ゲームマスターから出題された問題を、国を挙げてクリアする」のが趣旨なのですよね? 文章書いたり絵を描いたりして主題をクリアする。それの評価で国が繁栄する。
 文章にしても絵にしても、下手でもちゃんと評価されているのですよね? 文章や絵に自信ない人には敷居高いかもですがそれでも「与えられた課題を自分なりに仕上げる」ことがここで楽しむために重要な要素だと思うのですよ。恥ずかしがって没にするよりも、下手なりにとにかく仕上げて提出する気合を持って、恥ずかしささえ楽しむくらいで?
 でもまずは「自分の国の人と仲良くおしゃべり」がよいと私は思いましたー。やっぱ、同じチームの人と仲良くできないと楽しめないですし。正直とっつきにくい遊びだと思いますけど、一緒に遊んでくれる人がいたらそれだけで楽しくなるものです。
まお@3/5
2007年01月13日 23:23
4.用語が判んない
 いや、本当に判らないですよこれ。
 でも判らないなりに記事とか作品とか読んでいると「なんとなく」雰囲気的なものが見えてくる感じでした。後は「感じたままに」その用語を使っちゃってよいかなーなんて。あまりに間違っていたら指摘されるでしょうし、そしたら頭の中で修正しちゃえばよいのです。もう開き直りしまくりで。
まお@4/5
2007年01月13日 23:24
5.役職ってなに?
・文族:文章を書く人。その国がどんなところでどんな人がいてどんなことがされているのかとか、イベントに対して皆がどう働いていたかを文章で説明する。
 別に小説やレポートになっていなくてもただの箇条書きでもよいのですよね? ちゃんと課題に沿ったことを説明できれば。
・技族:絵を描く人。文族と同じでその国の風景や様子などを絵にして見せるお仕事。絵の下手な人はきっと敷居高いと思いますけど、どうやら課題さえクリア(していると判断)されていれば上手下手は二の次らしいですね。その点についてはちょっとだけ気が楽です。
・吏族:色々集計して報告したりとか、なにやらチェックしたりとかある様子です。資産集計とか間違ってたら罰則ですって? 文章や絵は苦手だけど計算の得意なんていう理系の方がやったら適任じゃないかなーなんて。私は計算ミス多いので逃げまーす。
・大族:私これなのですけど… まともな説明が見つからない上にお仕事しているとこ知りません。とりあえずは他の役職の人達のお仕事を眺めて、勉強するための役職なのかなーなんて思っています。
まお@5/5
2007年01月13日 23:24
6.辛いなーと思うこと
 まず、イベントに対する立候補や作業時間が厳しめかなと思いました。イベント発生モードになっているときは毎日チェックしないと置いてけぼりになっちゃう雰囲気で。
 夜にイベント発生の翌日昼中に締め切りとかうわー、どうするのって感じで。作業も「○時間頑張った作品を」とか言われちゃいますし凄い敷居高く見えますねー。でも無理せず出来る範囲でやっちゃってよいのですよね? リアル大事に。
 仕事が与えられても無理そうなら素直に「出来ません」と言って他の人にお願いする感じでいようかなと思いました。もちろん、出来ると思ったら全力でやっちゃえGoGo。

7.総括
 色々なものが参加者(国)の自主管理に任されているので明確なシステムやルールが見えず非常に判り難い遊びだと思います。でもなんとなく「こんなもんなんだろうな」って思えたら楽しさが増えるんじゃないかなーと。
 まずは、やれそうなこと順々にチャレンジしてみたいなというところで思うままに喋っちゃったしまとめとか苦手なのでこれにて終了っ
2007年01月13日 23:45
え~藩国 わかばさん向けメニュー!

●吏族ってなにするのー?
ゲーム全体を動かすお手伝いさんです。
国の要望で、と言うより、芝村さん(ゲームマスター)の指示で動きます。
1+1が分かれば計算とかは関係ないです。
ルールわかんないけど動きを知りたい方にはオススメ。

○メリット
やりがいと達成感は随一です。
仕事の特質上、他の藩国との交流が頻繁に起こります。
絵とか小説読むのも仕事になったりします。
他藩国の動きや全体の情勢をわりとすぐに把握できます。
所属藩国とは別に、吏族内での指示系統があるので、基本的に作業指示は早くて的確なものを出してもらえます。
2007年01月13日 23:45
○デメリット
仕事が突発的です。
責任重大な部分もあります。
具体的には所属国への罰金措置。凹みます。

◆ぷち吏族(お手伝いさん)目指してみるー?
・昔の作業で練習しよう!
・(芝村さんの許可を取れれば)アシさんで実地特訓!

=====================

●文族(文士)って何するのー?
文章を書いて、藩国を助けます。
具体的にはSS(小説)やレポート(これも小説か?)や設定文を書いたりします。
想像力が豊か、タイピング得意。文章書かせろ、絵はかけないけどなんか手伝わせて、のどれかに当てはまる人にオススメ。
2007年01月13日 23:45
○メリット
自分で国の設定を考えられます(縛りはありますが)他の藩国民のキャラを壊せます。
○デメリット
最低文章量(作業時間)に縛りがあります。
クオリティもある程度要求されます(それほど厳しくはないですし、提出前にみんなで軽くチェックできます)

◆ぷち文族(お手伝いさん)目指してみるー?
・藩国日報(実は不定期、レスがつく)を書こう。


=====================
2007年01月13日 23:46
●技族(絵師)って何するのー?
絵(イラスト)を描いて国を助けます。
国の風景や、設備、国民のイラストを描きます。
想像力豊か、絵が得意。色塗りさせろ、な方にオススメ。

○メリット
国の風景を自分の望むがままに出来ます(もちろん縛りがあります)
衣装などのデザインが出来ます。
自分好みのキャラクタデザインが出来ます。
腕と運がよければ、全藩国に流通したり、正式な商品が出たときに使ってもらえるかもしれません。
○デメリット
最低作業量(作業時間)に縛りがあります。
クオリティもある程度要求されます。
やっぱり線画→着色なので手間が掛かります。

◆ぷち技族(お手伝いさん)目指してみるー?
・塗り絵しよう。
 (PictBearSEならhow toテキストがそのうちできるかも?)
透@初心者用ラスト
2007年01月13日 23:46
=====================

●大族って何するのー?
わかばさんの多くはこれになるかと思います(?)

○メリット
これといってやることは定められてません。
決まった仕事はないので、オールマイティでマイペースです。
○デメリット
封土で貰える根源力は低めなので、1ステップ冒険で出られるものが限られます(通称:根源力の壁)
他の3族(技族、文族、吏族)指定イベントではぐるぐるしてるしか基本的に出来ません<お手伝いさんはできるかもしれません。
robin
2007年01月18日 16:39
文族マニュアル(仮)です。
まずはたたき台として。ここから修正していきます。


○文族マニュアル

文族とは、文字通り文章を書くのが仕事です。主に国の設定に関する文章や、SSなんかを書きます。

・楽しいこと
文族の仕事でやりがいがあるのは、何と言っても「国の設定を自分が書ける」ということ。ももとろん、条件はある程度提示されるので、それに沿って書くわけですが、それ以外の部分は、文族の側で好きなように書けてしまいます。出された条件を元にイメージし、書き、それが自国の設定となるわけです。
「そんな大事なこと、俺一人で決めていいのかよ、怖いよっ」そんなアナタは他の国民と一緒にアイデアを考えましょう。え~藩国の『お菓子の国』『地鶏』等の設定だって、元々は藩国チャットの雑談から派生したものなんですよ。
他にも、藩国の人を登場人物にしたSSを書くのも楽しみの一つ。かっこいいシーンでも、ドジを踏むシーンでも、登場人物をどう料理するかはアナタ次第。登場した人はきっと喜んで読んでくれるでしょう。
robin
2007年01月18日 16:40
・たいへんなこと
文族の課題には、提出期限や文字数の指定があるため、締め切りに追われる作家の気分を疑似体験できてしまいます。ですが全てを自分で抱える必要はありません。同じ藩国の人との合作も認められます。なので「自分ひとりじゃできそうにないな」と思ったら、遠慮しないでネタの提供やお手伝いをお願いしましょう。
そしてもう一つ。文族は課題として書く文章と既存の文章や絵の内容に、矛盾がないように注意しなければなりません。これを『無矛盾規定』と呼んでいます。大層な呼び方ですが、気にしすぎると書ける文も書けなくなってしまうので、心の隅に留めておく程度でかまいません。文章を書いていて、規定に引っかからないか気になったなら、藩王や国民の人たちに聞いてみましょう。

robin
2007年01月18日 16:40
・『無矛盾規定』をもうちょっと詳しく
「イベントを達成する時、これまでのリクエストに矛盾してはいけない」
これがテンダイスブログでの『無矛盾規定』に関する説明です。
具体例を挙げて説明しましょう。まず、わがえ~藩国のイグドラシルは『北国人』です。その髪と肌は白く、暖かい服装をしています。それがSSの中で、黒髪で日焼けした薄着の北国人がでてきたらどうでしょう。こんなの北国人じゃありませんね。
また、藩国の中の湖を舞台にしたSSを書いたとします。ですがえ~藩国の地図には、湖は描かれていません。無いはずの湖を書くと矛盾してしまいます。
そんなちぐはぐなことが無い様にしましょう、というのが『無矛盾規定』なのです。
・技族と協力しよう
藩国には、技族という絵を描く人がいます。ゲームで出される課題は絵と文章がセットになっていることが多いので、どんな内容にすればいいか、技族との話し合いが重要です。前もって話をしておけば、絵と文章の間に矛盾が出ることもないですし、お互いにアイデアを出し合って、より良いものが作れるでしょう
robin
2007年01月18日 16:42
・知ってると便利なこと
いざ文章を書くことになったら、テキストエディタを導入することをオススメします。windowsのメモ帳でも書けますが、容量を超えると落ちてしまうことがあるようで、長い文には向かないと思われます。ワードなど、他の文書作成ソフトが既にあるなら、そちらを使ってもOKです。

-----
ここからおまけ。
あったほうがいいなら入れましょう。

・実録:私(robin)はこうして書いている

1)自分のキャラがした冒険の結果をSSで提出することになった。
  まずはSSに盛り込むべき内容をテンダイスブログで確認する。

2)【河でケーキを作る】という設定に悩む。藩国のチャットで出てきた「ダッチオーブン」なる言葉を検索、キャンプでケーキが焼ける道具と知る。これを使えば河原でケーキが作れそう。
※わからない用語があったりネタに困ったときは検索して調べるのもいいでしょう。もちろん丸写しはいけませんよ。
robin
2007年01月18日 16:43
3)ケーキを作るまでの経緯を考える。数日前にネットのカードゲームで私がやたら勝ってしまった(実話)ネタを使い、藩王に命令されたことにする。コメディタッチなSSになるから、ちょっとくらい悪く書いても笑って許してくれるだろう。

4)「命令される→ケーキ作る→失敗する→河に身を投げる→オチ」という流れが固まったので本格的に文章を書く。タッチタイピングどころかちゃんと全部の指を使ってるのかすら怪しい打ち方なので、時間はどんどん過ぎ、目がぐるぐるしそう。
※「ぐるぐるする」:冷静さを失って取り乱すこと。みなさんはこんなふうになってはいけません。

5)締め切り数時間前、やっと文章が書きあがる。文字数が課題の条件を満たしているかチェックする。誤字脱字、明らかな矛盾がないかなどもチェックして、多少の手直しを加えたうえで提出する。
※正式な提出の前に、たいてい藩王や国民の人たちが先に読んで、誤字や不自然な言い回しなどがあれば教えてくれます。

-----
以上です。
科戸
2007年01月18日 23:53
仮上げー

技族まにゅあるもどき~

○めりっと~
・規定の範囲内であれば、自由に風景、キャラクター、設定を描くことが出来ます。
・それはもう可愛らしいおにゃのこを描こうがせくすぃ~なべっぴんさんを描こうが、むっきむきのおっとこまえを描こうが、かっわいい少年を描こうが、それはあなたの自由です。
・藩国内のあの人をギャグキャラとして定着させるのも、それはあなたの自由です。
・運と実力があれば全藩国に流通したり、正式にアイドレスが商品化された際に使われちゃう、なんてこともあったりするかもしれません。

○でめりっと~
・最低作業量なるものがあったりするため、それなりに時間が縛られます。
・多くは求めませんが、やっぱりクォリティは高いほうがいいです。
・ペンタブで直描きだぜ、なんて状態でもなければ下書き→取り込み→塗り絵、となるためやっぱり時間がかかります。
・そのくせ制限時間もあったりします。
科戸
2007年01月18日 23:53

○具体的な仕事内容~
指定されるリクエストに従って絵を描きます。
文士と内容を合わせなければいけないこともあるため文士と話し合い、協力して描くこともあるかと思います。
その際、すでにある設定と反することのないように気をつけなければいけません。(※1)
もしわからないことがあれば、藩国民に聞く、ネットで調べる、ウェブリブログを見る、などの行為を惜しんではいけません。
これらは無矛盾規定(※2)と呼ばれる規則であり、これを破るとそれなりに厳しい罰則が科せられます。
また、制限時間や、最低作業量(※3)などもあったりするため、それらをクリアしなければなりません。

「そんなにうまく描けない、構図を考えるのが難しい、でも何か役に立ちたいよっ!」という方には、他の人間が線画を描き、それに塗り絵のような形で色を塗ってもらう、といった方式をとって頂こうかと考えています。

科戸
2007年01月18日 23:54
○ツールに関して。
なお、絵を描く、または色を塗る際の補助として、ペイントツールやドローツールの類を使用していただくのが望ましいです。
windows備え付けのペイントや、お絵かき掲示板を使って描くこともできないではないのですが、使い勝手や、絵を描く速さで圧倒的に差が出ると思われるためです。
すでに使い慣れているものがある場合はそれを、もし無い場合はえ~藩国ではフリーソフトの「PictBear」をお奨めしています(How To PictBearへ)。
フリーのソフトなんて落としたくないよっですとか、ペイントで充分だぜっですとか、お絵かき掲示板が一番うまく描けるんだいっ、という方は無理にダウンロードする必要はありません。
ちなみにお絵かき掲示板でそのままお絵かきをする方法は「名前を付けて画像を保存→通常カキコ→画像選択→投稿→コンティニュー」です。


科戸
2007年01月18日 23:55

(※1 うちの藩国ならば、人の髪の色は白、温かそうな格好をしていけなければならない、など。)
(※2 仕事内容によっては即藩国おとりつぶし、となる可能性もある厳しい規定です。現状、技族の仕事に対してそこまで厳しい罰則が出されたことはありませんが。)
(※3 下手な人が鼻歌を歌いながら描いたとしてこれくらいの時間をかけて欲しい、という時間のこと。1~4時間程度。最低作業量に関しては結構甘めなような気もするので、そこまで気を使わなくても大丈夫かもしれませんが。)


以上。
robin
2007年01月20日 00:14
文族マニュアル改訂版です

文族とは、文字通り文章を書くのが仕事です。主に国の設定に関する文章や、SSなんかを書きます。興味がおありの方も、「小説とか書いたことないんですけど」という方も、まずは一度読んでいってください。

/*/

<目次>
○楽しいこと(文族の仕事でやりがい感じませんか?)
○たいへんなこと(人によっては「しんどいかな」と感じる部分)
○『無矛盾規定』をもう少し(具体例をあげて説明)
○技族と協力しよう(技族とは共通項が多いのです)
○知ってると便利なこと(文族の作業をちょっと快適に)
○実録:私(robin)はこうして書いている(ある文族の作業の様子)
○文族を希望される方への対応(え~藩国国民日報について)

/*/

robin
2007年01月20日 00:15
○楽しいこと
文族の仕事でやりがいがあるのは、何と言っても「国の設定を自分が書ける」ということ。条件が提示されるので、それを盛り込んだ文を書くわけですが、それ以外の部分においては、文族がイメージし、書いたものが自国の設定となるわけです。
「そんな大事なこと、俺一人で決めるの怖いな」
そんなアナタは他の国民と一緒にアイデアを考えましょう。え~藩国の『お菓子の国』『地鶏』等の設定も、元々は藩国チャットの雑談から派生したものなのです。
他にも、藩国の人を登場人物にしたSSを書くのも楽しみの一つ。シリアスでも、コメディでも、登場人物をどう料理するかはアナタ次第。登場した人はきっと喜んで読んでくれるでしょう。また感想を貰えると、こちらも嬉しくなります。次はこんな風に書いてみよう、と書き手としての向上心も湧いてくることでしょう。

robin
2007年01月20日 00:15
○たいへんなこと
文族の課題には、提出期限や文字数の指定があるため、締め切りに追われる作家の気分を疑似体験できてしまいます。ですが、同じ藩国の人との合作も認められるので、辛い時は遠慮しないでネタの提供やお手伝いをお願いしましょう。
そしてもう一つ。文族は課題として書く文章と既存の文章や絵の内容に、矛盾がないように注意しなければなりません。これを『無矛盾規定』と呼んでいます。最初のうちは心の隅に留めておく程度でかまいません。

○『無矛盾規定』をもう少し
具体例を挙げて説明しましょう。まず、わがえ~藩国のイグドラシルは『北国人』です。髪が白いのが特徴です。それがSSの中で、黒髪の北国人がでてきたらどうでしょう。
また、藩国の中の湖を舞台にしたSSを書いたとします。ですがえ~藩国の地図には、湖は描かれていません。無いはずの湖を書くと矛盾してしまいます。
そんなちぐはぐなことが無い様にしましょう、というのが『無矛盾規定』なのです。
robin
2007年01月20日 00:16
○技族と協力しよう
藩国には、技族という絵を描く人がいます。ゲームで出される課題は絵と文章がセットになっていることが多いので、どんな内容にすればいいか、技族との話し合いが重要です。前もって話をしておけば、絵と文章の間に矛盾が出ることもないですし、お互いにアイデアを出し合って、より良いものが作れるでしょう。

○知ってると便利なこと
いざ文章を書くことになったら、フリーのものでよいのでテキストエディタを導入することをオススメします。windowsのメモ帳でも書けますが、容量を超えると落ちてしまうことがあるようで、長い文には向かないと思われます。ワードなど、他の文書作成ソフトが既にあるなら、そちらを使ってもOKです。
また、使えるショートカットとして、「コピー(ctrl+c)」「貼り付け(ctrl+v)」「上書き保存(ctrl+s)」あたりは覚えておくと便利です。
robin
2007年01月20日 00:16
○実録:私(robin)はこうして書いている

1)自分のキャラがした冒険の結果をSSで提出することになった。(え~藩国サイト内『イベント05 冒険開始!(その1)』を参照 )まずはSSに盛り込むべき内容をテンダイスブログで確認する。

2)【河でケーキを作る】という設定に悩む。藩国のチャットで出てきた「ダッチオーブン」なる言葉を検索、キャンプでケーキが焼ける道具と知る。これをSSで使うことにしよう。
※わからない用語があったりネタに困ったときは検索して調べるのもいいでしょう。もちろん丸写しはいけませんよ。

3)ケーキを作るまでの経緯を考える。以前カードゲームで私が一人勝ちしてしまった(実話)ネタを使い、藩王に命令されたことにする。コメディにするから、ちょっとくらい悪く書いても笑って許してくれるだろう。
※国民をSSに登場させる場合、ゼロからキャラを作るのは難しいかもしれません。藩国のチャットに顔を出して人柄を掴んでおくといいでしょう。
robin
2007年01月20日 00:17
4)「命令→ケーキ作る→失敗→河に身を投げる→オチ」という流れが固まったので本格的に文章を書く。タイピングは遅いため、時間は過ぎ、目がぐるぐるしそう。
※「ぐるぐるする」:冷静さを失って取り乱すこと。タイピングに自信がない人は、練習しておくと後々楽かもしれません。

5)締め切り数時間前、やっと文章が書きあがる。文字数が課題の条件を満たしているか、誤字脱字はないかチェック。多少の手直しを加えたうえで藩国のBBSに提出する。
※正式な提出(藩国のサイトに掲載する)の前に、たいてい藩王や国民の人たちが先に読んで、誤字や不自然な言い回しなどがあれば教えてくれます。
robin
2007年01月20日 00:17
○文族を希望される方への対応(え~藩国国民日報について)
『国民日報』とはえ~藩国に所属する国民たちの日報記帳として使用するBBSです。「あんまり文章って書いたことないし」
「そもそも何書いたら良いのかよく分からない」
そういう人たちが、文章を書くことにチャレンジするきっかけになればと設置されました。
この『国民日報』は、
1.会議室で上がったネタの紹介
2.藩国内の設定アイデアを文章にして乗せる
3.そのまんま日々の日記(PL視点/ゲーム中視点どちらでもOK)
など、文章の試し書きや何かネタを思いついたときに利用する場所として、え~藩国の国民に使ってもらいたいと考えています。文族に興味がある方は、ぜひ一度書いてみてください。

-----
以上です。
科戸
2007年01月20日 14:31
技族まにゅある改訂版です。

技族まにゅある

技族とは、簡単に言ってしまうと絵を描くのが仕事です。
国の施設であったり、人物であったりといったものを描くことが多いです。
え?「絵なんてかけないよっ」ですって?
まあそう言わずにとりあえず最後まで読んでいってやってください。

/*/

<目次>
○めりっと~(ちょっと良い事)
○でめりっと~(ちょっと大変な事)
○具体的な仕事内容(基本的には絵を描くだけですが守らないといけないこともあります)
○文族と協力しよう(文族とは共通項が多いのです)
○ツ~ルに関して(あると楽だったりします)
○初めての技族体験(え~藩国特製How To PictBearについて)

/*/
科戸
2007年01月20日 14:32

○めりっと~
・規定の範囲内であれば、自由に風景、キャラクター、設定を描くことが出来ます。
・それはもう可愛らしいおにゃのこを描こうがせくすぃ~なべっぴんさんを描こうが、むっきむきのおっとこまえを描こうが、かっわいい少年を描こうが、それはあなたの自由です。
・藩国内のあの人をギャグキャラとして定着させるのも、それはあなたの自由です。
・運と実力があれば全藩国に流通したり、正式にアイドレスが商品化された際に使われちゃう、なんてこともあったりするかもしれません。

○でめりっと~
・最低作業量なるものがあったりするため、それなりに時間が縛られます。
・多くは求めませんが、やっぱりクォリティは高いほうがいいです。
・ペンタブで直描きだぜ、なんて状態でもなければ下書き→取り込み→塗り絵、となるためやっぱり時間がかかります。
・そのくせ制限時間もあったりします。


科戸
2007年01月20日 14:33
○具体的な仕事内容~
指定されるリクエストに従って絵を描きます。
その際、すでにある設定と反することのないように気をつけなければいけません。
もしわからないことがあれば、藩国民に聞く、ネットで調べる、テンダイスを見る、などの行為を惜しんではいけません。
これらは無矛盾規定(※1)と呼ばれる規則であり、これを破るとそれなりに厳しい罰則が科せられます。
また、制限時間や、最低作業量(※2)などもあったりするため、それらをクリアしなければなりません。

(※1 仕事内容によっては即藩国おとりつぶし、となる可能性もある厳しい規定です。現状、技族の仕事に対してそこまで厳しい罰則が出されたことはありませんが。)
(※2 下手な人が鼻歌を歌いながら描いたとしてこれくらいの時間をかけて欲しい、という時間のこと。)

科戸
2007年01月20日 14:33
○文族と協力しよう
藩国には「文族」という文を書く人がいます。
ゲーム中に出される課題は絵と文章がセットになっていることが多いため、どんな内容にするか、という事を前もって相談しておくことが重要です。
そうすることによって無駄やミスを最小限に減らすことができ、また、お互いにアイデアを出し合うことによって、より良いものを作ることが出来るでしょう。

○ツールに関して。
なお、絵を描く、または色を塗る際の補助として、ペイントツールやドローツールの類を使用していただくのが望ましいです。
windows備え付けのペイントや、お絵かき掲示板を使って描くこともできないではないのですが、使い勝手や、絵を描く速さで圧倒的に差が出ると思われるためです。
すでに使い慣れているものがある場合はそれを、もし無い場合はえ~藩国ではフリーソフトの「PictBear(http://www20.pos.to/~sleipnir/software/pbse/index.html)」をお奨めしています。
科戸
2007年01月20日 14:34
フリーのソフトなんて落としたくないよっですとか、ペイントで充分だぜっですとか、手描きが一番だよねっ、という方は無理にダウンロードする必要はありません。

ちなみにお絵かき掲示板でそのままお絵かきをする方法は「名前を付けて画像を保存→通常カキコ→画像選択→投稿→コンティニュー」です。



○初めての技族体験
「そんなにうまく描けない、構図を考えるのが難しい、でも何か役に立ちたいよっ!」という方には、他の人間が線画を描き、それに塗り絵のような形で色を塗ってもらう、といった方式をとって頂こうかと考えています。
また、その作業とツールに慣れる為に、練習としてえ~藩国で用意されている線画を使って練習をしていただこうかと考えています。
(How To PictBearへ)
robin
2007年01月22日 21:11
『犬士+歩兵+バトルメード』の文章です。
後に貼る『宮廷』の文章と併せて、規定の1000文字を超えています。

1
犬士+歩兵+バトルメード]
え~藩国の歩兵部隊、それは感覚の鋭さと高い白兵戦能力を兼ね備えた犬士で構成された部隊である。その訓練は1対1の白兵戦の訓練からはじまり、集団での白兵戦、短銃による射撃、遠距離射撃、手榴弾等の爆薬を用いた訓練、体術の訓練、塹壕や罠を作る訓練、戦術の講義、苛酷な環境で生き残るためのサバイバル術、またそれら全ての能力を試される演習などなど、さまざまだ。過酷な訓練を耐え抜いた兵士達は、個々が優秀な戦闘員であるが、集団においても、統率の取れた行動で敵を追い詰めることに長けている。犬の祖先である狼の血のなせる業なのかもしれない。
そんな歩兵部隊の中でも、特に有能な女性兵士はバトルメードの部隊に転属される(一部、『女装する』条件付で男性兵士も許可されている)。選ばれた者は丈夫な素材で作られたメード服とエプロンを纏い、箒と銃が一体となった武器を携帯して、交代で宮廷の内外を警護する任につく。
robin
2007年01月22日 21:12
2
バトルメードは優秀な戦闘員であると同時に、優秀なメードであることも求められる。新任のバトルメードは、白兵や射撃の戦闘訓練と併せて掃除、洗濯、料理、給仕、テーブルマナー、王犬アーサのお世話に至るまで、メードとしての仕事や知識を徹底的に叩き込まれる。それらをマスターできなかった者は、再び歩兵部隊に戻ることになる。
全てを修め配属されたバトルメード達は、宮廷内や政庁、王城の庭などを、箒型銃の箒の部分で踊るように掃除してまわりながら、盗聴器や隠しカメラが仕掛けられていないか、また不審者の進入がないか周囲に眼を配る。もし発見した場合は、盗聴器の類なら即座に破壊し、不審者なら速やかに箒型銃を構えて発砲したり、即座に接触し身柄を拘束する。掃除以外の仕事の時でも、例えば料理や給仕の時には、藩王の食事に毒が盛られていないかを確かめる毒見を担当する、謁見や賓客の来訪時に、警護と給仕のために藩王や賓客の傍らで控えるなど、藩王と王城の安全を守るために常に注意を払っているのである。
robin
2007年01月22日 21:12
[宮廷]
え~藩国の宮廷(王城)は首都の北側に建てられている。宮廷とその周辺は小高い丘になっており、街を見下ろすことができる。また、裏手には山があり、背後から攻め込まれにくい、いわば天然の城壁としての役割を果たしている。
敷地内には池や季節の花を植えた花壇などがある庭園、王犬アーサのためのドッグラン、吏族達が働く政庁、食糧庫、めったに使われない地下牢などがあり、政庁と宮廷は渡り廊下で繋がっている。宮廷の内部はリネン室や厨房、バトルメードや警備担当の兵士の詰所等職員のためのスペース、謁見の間、晩餐会なども開ける大部屋や賓客用の部屋があるスペース、藩王と王犬アーサの居住スペースと藩王の執務室、国の方針を議論する会議室、吏族・技族・文族の作業部屋がある。
宮廷内は毎日バトルメードが掃除をしているため、床も窓もホコリや汚れの一つもない状態が保たれている。またバトルメード達は、メードとしての仕事をしながら常に監視の目を光らせているので、宮廷の警備も万全となっている。
nt
2007年01月30日 00:41
ふくすいtheレポーターw


「でさ、そこでずばーっと言ってやったのよ、そう、オマエはモウ死…んあ? え、マイク入ってんの? マジ? マ ジ デ ス カ ? ちょ、ちょっと待ってね」

「………ん、オケ? オケね?」

「はい、こちら中央公園前の朝倉です。栄えあるわんわん帝國陸軍プリンセスハートガードとして戦列に加わった、我らえ~藩国の勇士たちのパレードがやって参りました! お聞きになりますでしょうかこの大歓声! 道沿いに鈴なりになったえ~藩国の藩民たちの、勝利に沸き立つこの声!」

「この声はきっと帝國本国、うるわしきポチ姫様の元まで届いていることでしょう!
 ……あ、とーるん! こっちカメラ目線よろー…って睨んじゃダメだって全国放送だってのにちょっとこっち来んなおい(ぶつっ)」

 (暫く、音声途切れる)

「……えー、失礼しました。
 パレード一行はこの後、王城へと向かい主上による演説を賜った後、そのまま記録的大勝おめでとうやったーひゃっほーぅパーティとなる予定です。心躍りますね」
nt
2007年01月30日 00:43
ふくすいtheレポーターw


「そうそうパーティといえば。
 食料生産のために借り出されていたメードさんたちも、これからは平和にお菓子を存分に作っていけると喜びの笑顔で語ってくれました」

「…え、戦時中のレーションもお菓子だったって? 細かいこと言うんじゃないよ。あん? なにぶつぶつ言ってんだおらちょっとこっち来いや」

 (マイク、放置される。なにやらドタバタとした音が微かに)

「はい、失礼いたしました。
 藩民は皆穏やかで、わんわん帝國一のお菓子の国と呼ばれるえ~藩国。
 現在藩国独自のイベント『初心者適応 愛!ドレス』を開催中です。興味を持たれた方は、どうぞこちらまでお越し下さい」

 (画面下にテロップ)
  http://e-s.at.webry.info/

「藩国チャットは、どなたでも閲覧・入室が可能になっておりますので、まず雰囲気を見たいと言う方も是非お越し下さい」

「それでは皆さん、よいお時間になりましたのでこの辺で。え~藩国中央公園より朝倉 景光(あさくら かげみつ)がお送り致しましたー!」
robin
2007年02月16日 23:33
お待たせしました、地鶏SSです。
あー、タイトル考えてなかったよ(ヲイ

1
この日、え~藩国の王宮に1個のダンボールが運ばれた。
荷物を受け取った衛兵の証言によると、届けた人物は『グレイ』と名乗っただけで素性は一切不明。マフラーを口元まで巻き、犬士に人気の犬耳が隠せる帽子を被って寒そうにしていた。そういえば髪の色は白っぽかったけど、北国人にしては随分灰色が強い印象を受けた。などなど。
とりあえず山吹が間抜けな衛兵に巨大ハリセンで制裁を食らわし、佐倉が藩王へ報告に向かっている間に、不審な物が入っていないか、残りのものがチェックする。
金属探知機、異常なし。
犬士による嗅覚でのチェック、異常なし。
X線検査、異常なし。
続いて箱を開ける段になり、互いに「あんた開けなさいよ」の押し付けが始まった。それがしばらく続くと、今度は「みんなやらないなら俺がやる」「いえ私が開けます」と奪い合いになる。最終的に「開けさせろー!」と雄たけびを上げた摂政の関が、他の全員から「どうぞどうぞ」と所謂『上島竜平トラップ』にはめられ、泣く泣く箱を開ける事になった。
robin
2007年02月16日 23:34
2
恐る恐る中を覗き込む。入っていたのは、保冷材と真空パックされた大量の肉だった。
「これは鶏肉・・・ですか?」
「鶏肉と、卵だねぇ」
「うん、うまそうだなぁ・・・じゅるり」
「あ、紙が入ってますよ」
横からどんぐりが腕を伸ばし、ひょい、と紙を取った。
「えーっと、『スーナーミミズをたっぷり食べた地鶏食材一式、おみやげに置いていきますね』だそうですよ」
”スーナーミミズ”って、どんなミミズだ?
皆が頭にはてなマークを浮かべているところに、佐倉と藩王が合流した。
「罠や爆弾は仕掛けられていなかったか?」
「いえ、何も」
「別の意味で罠にかかった人がいますけど」
部屋の隅でみんなひどいや、と誰かが呟いてたが、皆気付かない振りをした。
「で、中身は?」
「鶏肉と卵です」
「食べ物か・・・まさか毒とか仕込んでないだろうな」
藩王の一言で、場の空気が一瞬緊張する。しかしおいしそうな食材の誘惑には勝てず。
robin
2007年02月16日 23:35
3
「えーと、毒なんて入ってますかねぇ?」
「だって、持って来たのはこの国の者じゃなさそうなんだろう?」
「きっと毒なんかなくって、おいしいですよ。みんなで食べましょうよ」
「お前達、もう少し警戒心ってもんをだなぁ」
「そうだ、毒見をしよう。そしたら主上も安心して食べられるはずだ。俺いちばーん!」
「あっ、ずるいです!私にばーん」
「わふ!わふ!」
「おお、アーサも毒見するか?さすが王犬、王様思いのいい奴だ」
「アーサ、お前まで・・・」
「あれ。主上、どうしましたか?ぼーっとして」」
「いや、なんでもない・・・」
藩王は、ちょっぴり涙を流した。
robin
2007年02月16日 23:36
4
『地鶏パーティするよー!』
藩王の意向を無視した関の通信で、政庁や整備工場などで仕事をしていた者たちも王城に集まってきた。
ダンボールが運ばれた厨房では、真新しいバトルメードのアイドレスを纏った調理班がいそいそと準備を始めている。
「何を作ろうかな?唐揚げに、バンバンジーのサラダに・・・」
「鶏つくねのお鍋なんてどうです?」
「いいですねぇ。シメは雑炊にしましょう」
「ササミは油抜きして、アーサにあげようか」
「わふん♪」
「卵もあるから、親子丼もいけますねぇ」
「デザートも作ろー!ケーキ、ケーキ♪」
約1名(?)調理にまったく参加しそうにないのが混じっているが気にしない。


一方厨房に行かなかった面々は、王城のホールでテーブルや椅子、飲み物などのセッティング中。
藩王は玉座の位置を微調整しつつ、王犬の姿を探す。
「アーサなら厨房ですよ」
凹む藩王。
robin
2007年02月16日 23:36
5
「そういえば、さっき政庁の書庫でスーナーミミズのことを調べてみましたわ」
「ん?やっぱ特別なミミズでした?」
「なんでも砂漠に生息する大きなミミズで、全長10mに達する個体も確認されたとか」
10m、というサイズに一同絶句。
「そ、そーゆうのって、ほら、RPGだと”サンドワーム”とか言わない?」
「もはやミミズの域を超えてるね」
「でも、あの鶏はそのでかいミミズを食べて育ったんでしょ?」
朝倉の言葉で、一同再び言葉を失う。
皆、同じことを想像していた。砂の中から巨体を現す全長10mのミミズ。その周囲に群がり、リーダーの雄鶏の合図と共に一斉に攻撃を仕掛ける眼光鋭い鶏の集団・・・。「どれだけ見事な狩りをするのか、一度この眼で見てみたいものだな」
「・・・凶暴な地鶏がいるのはうちの国だけじゃないんだね」
「地鶏神より強いかな?」
「いいやっ!地鶏神の強さは想像を絶するぞ!」
他国のことゆえに、偏った情報に翻弄されてしまうのであった。
robin
2007年02月16日 23:38
6
テーブルのセッティングが終わって一息ついた頃、王犬アーサは得意顔でホールへやってきた。その口に、厨房でメードたちの目を盗んで奪取した揚げたての唐揚げを咥えていた。さりげなく玉座の裏に回りこみ、もっきゅもっきゅと夢中で食べ始める。その背後に忍び寄る影。
「ずいぶんとおいしそうに食べてるねぇ、アーサ君?」
「アーサぁ~、お前という奴はー!」
「あ~っ!唐揚げ食ってる!ずるいぞー」
びくぅっ!と一瞬硬直するアーサ。直後、噛んでた唐揚げを丸呑みし、迫り来る人間達の足の間をすり抜けて廊下へと走っていく。
アーサを追いかけてホールを出て行った連中と入れ替わりに、辻井が扉からひょっこり顔を出した。
「すいませーん。こちらにちっちゃい唐揚げ泥棒さんが来ませんでしたか?」
「ああ、空腹に耐えていた数名の怒りを買って逃走中です」
あらら、と苦笑いする辻井。
「えっと、そろそろ料理を運びたいんで、お手伝いしてほしいんですけど」
「了解です!」
robin
2007年02月16日 23:39
6
「やったー、飯だー!」
「あら、主上もお召し上がりになりますの?」
「意地悪なこと言うなよ~。俺だって犬だ、肉の誘惑には勝てん」
「大丈夫ですって。本当に毒が入ってたら、料理の途中で味見してる私達が先に倒れてるはずですよ?」
気付けば外は夕暮れ時。部屋の明かりをつけ、テーブルの上の燭台にも火をともす。次々と運ばれてくる調理の美味しそうな匂いに、皆の顔が自然とほころぶ。
人数分のグラスに飲み物を注いだら、さあ、楽しい宴の始まり。
robin
2007年04月21日 22:25
大変遅くなりました。『食糧倉庫』の文章です。

1
ニュースの時間です。まず始めに、新たな施設建設の話題から。
根源種族との戦いが激化していく中で、のどかな国のはずだったえ~藩国もアラダの襲撃を受け、首都で非常に大きな被害を被ってしまいました。
そこでえ~藩国の花井王は国の再建のため、幾つかの新たな政策を打ち出しました。その一つが『大規模な食糧備蓄施設の建設』です。今後I=Dやバトルメード達が戦闘に出る機会も増えることが予想されます。その為には、兵を送り出すための食料の確保が重要になる、と花井王は記者会見でこう述べています。
この発表を受けて、食糧倉庫の建設は現在急ピッチで進められています。場所は首都の北西側、農業地域に続く街道沿いで、針葉樹林を背にするように、早くも平屋建ての倉庫がいくつも連なって建設されています。
robin
2007年04月21日 22:26
2

倉庫にはどれも、大量の食料を搬入するための大きなシャッターが備わっています。また直射日光による品質低下を防ぐため、窓は明り取り程度にしか取り付けられていません。内部は管理する食料別に、適度な温度管理がなされているということで、主に収められている食料は、肥沃な小麦畑で収穫された小麦や、それを原材料とする保存食、砂糖、缶詰類、飲料用の水などです。また建設中の別棟の倉庫には、鶏肉などを冷凍保存するための巨大な冷凍室も完備されます。今後はジャガイモなどの長期保存の利く野菜も増やしていくとのことです。
またネズミやアリ、あるいは黒くてカサカサするものに代表される害獣・害虫の対策ですが、とりもちやカゴ様の仕掛けなどいささか古典的な罠ではありますが、相応の対策は施されている模様です。
それでは次のニュースです。新たに配属となったバトルメードガイの1日に密着・・・。
robin
2007年04月26日 23:25
ドランジの文章です、チェックお願いします。
なんか巧いこと書けなくてSSになっちゃったけど大丈夫かな?
ていうかあまみさんのイラストかっこいー(ぇ

1
”カール・T・ドランジという人物がいる。
第6世界群の1つ、我々が絢爛世界と呼ぶ世界。彼はかつて、そこで太陽系宇宙総軍に所属していた。後に夜明けの船と出会い、そのクルーとなる。ミドルネームのTは『タキガワ』のTであり、彼は瀧川陽平の子孫に当る。ご先祖の素質を受け継いでいるのか、RBおよびI=Dの操縦に長ける。髪は金髪、身長は190cm・・・”

「190?でかっ!」
「いや、論点はソコじゃなくてね」
佐倉に指摘されて、一柳は小さな体躯をさらに縮めた。
robin
2007年04月26日 23:26
2
ここえ~藩国では連日、ドランジの国内逗留に関する会議が続いていた。並み居るACEの中でドランジを選んだ理由としては、彼を起点に他の夜明けの船クルーとのコネクションを持ちたいというスケベ心もなかったわけではない。だがそれ以上に、過日の戦闘で戦場となった国と民を守れなかったことに対する反省が大きい。端的に言ってしまうと、ドランジに参戦してもらうことによるI=D戦闘での能力向上が彼を招く主たる目的である。
「ACEをお招きすることには大賛成ですが、同時にプレッシャーもかなりのものですわね」
そう言ってふう、と榊が息を吐く。
「頼りすぎてドランジに何かあったら、洒落にならないもんねぇ」
「それにうちには舞踏子いませんからね」
舞踏子がいない。ドランジを招くにあたって、それが最も悩ましい点であった。舞踏子と共に戦うことでドランジは力を得るのだと聞く。
「だってうちの国、パイロットはみんな男だもん。男は舞踏子になれないんだし、仕方がない」
「いや主上、確かにそうなんですが」
robin
2007年04月26日 23:26
3
「だから、もしもの時には皆でドランジをサポートしよう。舞踏子はいないけど、有能なバトルメードををコパイにつけるとか、ドランジに無理させない作戦を練るとか」
藩王の言葉にこくり、と九鬼が頷いた。
「戦略に関しては、この国で参謀と呼んで貰っている以上、出来る限りのことはする」
「パイロット達は今まで以上に訓練に励めよ。ドランジに置いて行かれる様じゃいかん・・・って、俺もかっ!」
一人つっこみの藩王。皆がくすりと笑い、多少の重みがあった場の空気が和らいだようだ。
「主上も頑張ってくださいねー。王が庇われちゃカッコワルイですよー」
「ではメード部隊は、いかにしてドランジにくつろいでもらうかを話し合いますか」「それは重要ですねぇ」
「ドランジの好きなものってなんだろう?フルーツシガレットとか吸ってたな・・・」「お部屋の掃除の担当は誰にします?抜け駆けはナシですよっ」
robin
2007年04月26日 23:27
4
こうして和やかさの中に少しの緊張感も持ちながら、え~藩国はドランジの到着を待った。そして飛行場に彼が降り立つ日がやってくる。鍛えられた大柄なその身に黒いスーツを纏い、流星号を駆るその人を、国民達は笑顔で迎えるだろう。
佐倉透
2007年04月29日 23:17
北国人+犬妖精+歩兵+はぐれメードです。
いっきまーす!

1
++++++++

 冬の朝の夜明けは遅い。
 首都の北壁となり、東の国境をかねる山並みから、ゆっくりと陽光が差し、草木どころか足跡も見えぬ真白い雪原に暁が届く。
 雪の無い季節にはたわわに実る小麦畑となる平野は今、一面の銀世界である。ただ、白い色で満ちている。
 冬の穏やかな朝日が、万年雪に覆われる高い高い山を越え、雪原をさらに白く染め上げながら夜のカーテンを押し上げると、山裾から中腹にかけて続く針葉樹林の枝に積もった雪が、光を返しながらちらちらと風に舞いだす。

 その頃には、街も村も人も皆、寒さに負けることなく動き出す。
 急な傾斜が付いていたり、高床であったり、厳しい冬の豪雪に備える家々から、朝の慌しさが溢れて来る。
佐倉透
2007年04月29日 23:18
2

 農業を主とする街や村では、春の種まきに備え、種籾の管理に余念が無い。雪解けとともに、国民の空腹を満たすための、小麦作りが始まるからである。厳しい冬を越えた種たちが、雪の溶けた平野に蒔かれ、芽を出し、根を伸ばし、やがて黄金の稲穂となって風に揺れる様は、豊かな土壌がもたらす自然の恵みそのものであろう。

 工業都市では工場が動き出し、首都では人が動き出す。
 王城、政庁の周りは特に賑やかだ。
 犬の耳と尻尾を風に揺らし、歩兵銃を構えた歩兵たちが、朝の巡回を行うからである。
 未だ、首都の受けた傷は大きく、人々の生活も、元通りとまでは言いがたい。明るく振舞ってはいても、いつ敵が来るかと怯える者も多い街の中を、歩兵たちは美しい顔立ちを険しくしかめ、真剣な面持ちで巡回する。
 晴れているとはいえ冬の朝は冷える――いや、晴れているからこそ、冷えている。獣の毛や厚い繊維で作られた暖かな冬用の軍服を纏ってはいても、その吐息は、歩みとともに白く流れていく。
佐倉透
2007年04月29日 23:18
3

 北国人特有の白い髪が、帽子からこぼれ、まるで雪を従えているかのようで、それもまた彼らの姿を寒そうに見せていた。白い肌は悴んで、わずかに薄紅に染まっている。それでも彼らは歩みを止めず、深く雪の降り積もった街の中を巡回して回るのである。
 少しでも人々の不安を取り除くためならば、寒さなど気付かぬ風で、歩兵たちは進んでいく。

 一方。
 城内ではメードたちが、慌しく動いている。特に慌しく動いているのは、ポチ王女の指示から離れた、「はぐれメード」たちである。己の意思であらゆるものを守り、己の意思で仕えに行く、気高きはぐれたちだ。
 はぐれてもメードはメード。憧れのご主人様に仕えるため、メード服の手入れは欠かさない。常に最高状態のメード服を纏い、愛用の箒型銃を片手に、日々鍛錬を重ねている。
 そんなはぐれた彼女(彼もいるかもしれないが)たちは、今まさに、偵察に出ようとしているのだ。行き先は、にゃんにゃん共和国はキノウツン。猫と犬の隔たりを超えて鳴り響く、「メード万歳」の国である。ついでにツンデレ。藩王はツン様と呼ばれているらしいのは、すでに知られた情報である。
佐倉透
2007年04月29日 23:19
4(ラスト)

「はぐれたからにはツンしてデレっておかないと」とは誰が言ったか(きっと誰も言っていないが)、犬耳、犬尻尾、白い髪=プラチナブロンド、メード服に箒(型の銃)という、いかにも『萌え』を体現する姿である以上、更なる『萌え』を追求するのが、世に言うところの向上心というものであろう。いつか仕える主人のためにも、あらゆる『萌え』を体得するのもまた、はぐれメードの使命なのである。
 そうして、彼らは愛用の箒型銃を持ち、一番お気に入りのメード服を纏って、犬耳をヘッドドレスに、尻尾をメード服に隠して旅立っていったのである。
 帰ってきた彼らが、どう変化していたか、藩国民たちには分からなかったそうだが。
榊遊
2007年06月03日 12:56
秘書官とは国の円滑な運営の為に多忙を極める帝國宰相シロ及び共和国大統領ブラックを補佐する役職です。
彼等は藩王や摂政、尚書などの各組織の長を除いた全国民の中の希望者から宰相及び大統領が直接行なう
面接試験をクリアすることで任官しており、参謀・護民官・法官・吏族の全資格を1人で所持する事が求められます。
(ただし、面接をクリアした時点で所持していない資格がある場合は宰相及び大統領から直接教育を受けることが可能です)
秘書官の業務はイベントのスケジュール管理や国内に発布する定型の連絡文作成、宰相・大統領が求める情報の収集とそれに基づく助言、
藩国から提出される各種申請のとりまとめと内容チェック、獲得申請されたアイドレスのチェック、
その他の宰相・大統領の手を煩わせるまでもない雑用の処理等多岐にわたっています。
しかし、秘書官出仕により秘書官の所属藩国の他業務出仕義務が一部免除されたり秘書官専用I=Dが支給されるなど
他の役職にはない特典もあり、いまや秘書官は多くの人々の憧れの役職の一つとなっています。
佐倉透
2007年07月15日 10:42
地戸文族にしといてね☆
ということでグラムリバー。1
==================

この世界に、明けぬ夜などないのだ。

+++++

夜明けを齎す船があるという。
深き夜の海を渡り、暗く波打つ闇を越え、希望という夜明けを齎す、勇気に満ちた船が。

その名を正に、「夜明けの船」という。
船といっても潜水艦であったり、冒険艦であったり、色々あるのだが、ここで語るのは、グラム・リバーの乗り込んだ火星の潜水艦――夜明けの船についてである。

かつて火星の海には、海賊が潜んでいた。いや、今なお海賊であるかもしれない。
彼等は、海賊と呼ぶにはヒロイック過ぎ、軍人と呼ぶには自由過ぎた。
それが、夜明けの船である。

かの船には、艦長兼船員全員の母、その上法的に青の厚志の母である、エリザベス・リアティを筆頭に、豪華絢爛なる船員がそろっている。
おそらく、船員の中で最も有名なのは、エリザベス艦長でも政治家ナイアル・ポーでもなく、ソーイチロー・ヤガミという飛行長であろう。最近はパイロットとして働いているようである。
佐倉透
2007年07月15日 10:43
グラムリバー 2
=============================
この人物、アリアンと名乗って夜明けの船で火星の革命を推し進めた張本人であり、忘れられがちながら「死神ヤガミ」の異名を持つパイロットであり、更には、グラムをパイロットの素質を見出だした眼力を持つ人物である。ちなみによく倒れる。


そんな船に、かつてグラムはいた。そんな人々と共に、夜明けを齎さんとした。

一度は船を下りたのだが、故あって呼び戻されて、今はまた再びパイロットなどしている。
かつては茶髪だったはずだが、今は同じパイロットである小カトー・タキガワと同じピンク髪だ。グラムはカトー家の血筋だったのかとか、カトー家の呪いだとか諸説(噂と憶測だ)あるが、真相は本人のみぞ知るという所だろう。

ただ、はっきりしていることが一つある。それは、彼が再び夜明けを齎す場に立ったということだ。その舞台の上に。

この世界に、明けぬ夜などないのだ。
何故なら、誰もが己の夜明けを持っている。


++++++
まだつづく。
佐倉透
2007年07月15日 10:44
グラムリバー3 コレデラスト
===========

英雄譚の様に熱く語り終え、満足げに頷く藩王――花井に真っ先にくらいついたのは、普段ツッコミ役をしている佐倉や山吹ではなく、唯一の常識人であるはずの――天見であった。
「ほんとに!? ほんとにグラム来るんですか?! だったら世話役、私がやります、やらせてください、やらせろ」
普段の姿からは想像も付かない熱さである。常日頃佐倉や山吹のヤガミスキーを見慣れているえ~藩国の面々が、皆そろって驚くほどである。
だから、思わず
「あ……うん。オッケー。任せる」
とたじろぎながら花井が言ったとしても、何も不思議は無かった。

こうして、天見主導の下、いでませグラム歓迎準備が、物凄い勢いで進められたのだった。
佐倉透
2007年07月16日 12:47
やわらか舞踏子 その1
=================

「ぶ……舞踏子ッ! 舞踏子になりたいっす!」
 え~藩国、一部女性陣の発言。 xx707002

++++++

 舞踏子――絢爛舞踏祭において、プレイヤーが介入する女性型義体。男性型義体のホープより有名な予感。ヤガミの恋人だったり、ドランジの恋人だったり、アキの恋人だったりする。ヤガミ妖精の別名として使われることもある。

 舞踏子――ここでは以後【彼女】と呼ばせてもらう――の最初の舞台は、火星、夜明けの船であった。
 火星の海を渡る、海賊の潜水艦『夜明けの船』。エリザベス・リアティ艦長を筆頭とした豪華絢爛なる面々と、彼女は火星独立の動乱を舞台として、名の通り、舞い踊ることとなったのである。

 そして、現在。
 アイドレスで再び、彼女は踊っている。

++++++
佐倉透
2007年07月16日 12:49
やわらか舞踏子 その2
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「せっかくドランジ居るんですから、舞踏子がいいです」
 次期アイドレス取得会議において、え~藩国の女性陣はこぞってそれを主張した。藩国エースにドランジ居るんだから、補正がかかるじゃないかと。
「今までのほかの舞踏子見てると、オペレータやパイロット、コパイも出来るんですから、取って置きましょうよ」
 ただでさえ貧弱なえ~藩国においては、職業系の強化こそ急務であろうとも訴えた。実働人員が少ないことはとりあえず無視である。
 これだけ熱く訴えられて、否と言えるほど藩王花井は独裁ではなかった。むしろ頷いた。舞踏子取って女性チームが働くなら、その方が有益であると判断したためだろう。抜け目ないのである。

「で、そうなると、うちで取れるとしたら『やわらか舞踏子』なわけだ。異論反論は?」
「「ありませーん」」
 目的を達すれば素直なところも女性陣の特徴である。藩王、それをわかってやってるのかもしれない。
佐倉透
2007年07月16日 12:50
やわらか舞踏子 その3
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 やわらか舞踏子。
 名前だけ聞いて、藩民が思い浮かべたのは、『女の子らしくて体が(筋肉ないために)ふにふにしている』やわらかさであった。世に言う『おにゃのこ』である。或いは、儀式魔術『大絢爛舞踏祭』における、知恵者が作った弱い義体のことだろう、と。

 実際は、柔軟体操したりする、筋肉柔軟性の高い舞踏子であった。その割りに華奢。細い。すらっとしている、と言うよりは、ひょろっとしている。
 柔軟性が高いということは、瞬発力が高い、怪我をしにくいと言った利点があるが、華奢な体系から考えて、握力、筋力と言う点では若干劣る。しかし、華奢な体と柔軟性は、パイロットやコパイロットに高い適正のある体格であると考えられる。

 そんな戦略的云々は、取得を主張したえ~藩国女性陣には、あまり関係なかった。
 単に舞踏子着たかったのである。舞踏子着て、ヤガミとかドランジとかと関わって、楽しくやってたいだけなのであった。
佐倉透
2007年07月16日 12:50
柔らか舞踏子 ラスト
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 しかし、楽しむためには、ちょっと邪魔が多いのも事実で。
 だからこそ、戦いの地に立とうとしている。
 すべては楽しいことのためだ。ハッピーエンドでなければ、楽しいことなんて出来ようはずもない。

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 夜明けの船は、火星動乱、大絢爛舞踏祭を経て、新造艦へ。
 舞踏子は、夜明けの船から、アイドレスへ。
 そして二つは、アイドレスで再び合間見える。
 今度は、火星のみならず、世界に夜明けをもたらすために。